緋ニッキ

東京近郊のTRPGプレイヤー緋のブログ。トーキョーNOVA THE AXLERATIONのシナリオ、ダブルクロス等のダイスアプリ、Skypeオンセのノウハウ等を公開しています。

ネヴァーウィンター・キャンペーン 第一話「廃都の陥穽」

黒野さんDMでD&D 4th ネヴァーウィンター・キャンペーン・セッティングを基にキャンペーンを遊んだよ。

超楽しかった。遊んだら、ネヴァーウインター・キャンペーン・セッティングを読むのが楽しくなった。情報量多すぎだよ!

後で振り返るだろうと考え、プレイ記録を残します。 

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トーキョーNOVA THE AXLERATION シナリオ 『黄金の夜明け』

世界の裏側(ジ・アザーサイド)へようこそ!

ということで、RSSの第四弾として、トーキョーNOVA THE AXLERATION の世界に適合した、新しいバージョンのシナリオ「黄金の夜明け」を公開いたします。見覚えのある人もいるかもしれません。昨年の6月頃に公開していたものを大幅にリファインしたものです。(もっともっと面白くなりましたよ!)

本シナリオは2014年4月19日にアップデートし、「プレイレポート」を追加しました。 

2015年7月12日にダブルハンドアウト・ルールに併せた修正を行いました。

本シナリオについて

帝政ロシア最後の皇帝“ニコライ二世”が残した巨億の金塊、ロマノフの黄金を巡って、ロシア美女、カムイSTARの暗殺者、カーライル・シンジケートの始末屋(キャストだ)、ロシア連邦国家安全保障委員会(現在のKGBだ)、探偵、護り屋、ハッカーの浪漫と陰謀が入り乱れるシナリオだ。

アクトルールとして、ダブルハンドアウト・ルール、トリガーハンドアウトを導入している。簡単に言えば、最初に提示されるハンドアウトは嘘ではないが、真実の全てではないということだ。これらの追加のハンドアウトを公開することで、さらなる情報が得られる。

このような仕組みを導入していることもあり、テクニカルなシナリオとなっている。ある程度、トーキョーNOVAに慣れてからプレイすることが望ましい。 

トーキョーNOVA THE AXLERATION「黄金の夜明け

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グランクレスト ダイスローラー(トワイライトガンスモーク等SRS向け紹介を含む)

年末にさらっとグランクレスト向けの Twitter ダイスアプリを作ってみました。

そのうちTRPGオンラインでオンセ用の環境が整うと思いますが、ダイスロールだけをTwitter上で利用したい場合はこちらは使えると思います。

 

①グランクレスト ダイスローラー

判定とダメージロールができるものです。判定でクリティカルの場合は達成値 +10 されるようになっています。

 

よろしければご利用ください。

または、改善点等あればご指摘いただけますと幸甚です。

 

トワイライトガンスモークの Twitter ダイスアプリとしては、下記が利用できます。

 

②SRS ダイスローラー

判定とダメージロールができます。

SRS全般(アルシャードセイヴァー、トワイライトガンスモーク等)に使えます。

RSS のフライヤー(宣伝用資料)

RSS の宣伝のためのフライヤー(宣伝用資料)を作りました。

各シナリオの概要等を俯瞰するために便利な資料なので、こちらでも展開しておきます。

 

rss_CM.pdf - Google Drive

トーキョーNOVA THE AXLERATION シナリオ RSS の印刷結果の改良

これまでに公開しました 3 本のトーキョーNOVAのシナリオについて、印刷時のフォントが細い(かすれる)というご意見をいただきました。このため、印刷時のフォントの太さや種類を見直しました。

 

要するに、かなり読みやすくなりました。

一度、ダウンロード/印刷された方も、良かったらご利用ください。

 

 

なお、RSS の次の公開はジ・アザー・サイドの発売後 1 ~ 2 ヶ月経過後を予定しています。

NOVAシナリオ公開企画 「RSS」の現状報告、新たなシナリオ募集

「トーキョーNOVA THE AXLERATION」が発売されて一か月程度立ちました。この間に本ブログに掲載した 3 本のシナリオ「RSS」の状況について、簡単に報告させていただきます。

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トーキョーNOVA THE AXLERATION シナリオ『エトピリカは夢を謳う』

トーキョーNOVA THE AXLERATION 発売記念第三弾!

こぺんさんの名作シナリオ「エトピリカは夢を謳う」を公開します。

PC①のカブキが、デビュー前のアイドル、奏楽千夏(そら ちなつ)とユニットを組んで、芸能界に羽ばたいていくシナリオです。超面白いですよ!あと、イラストが 7 枚とビジュアル面に力を入れています。必見! 

シナリオの概要を知りたい人は、まずアンダーワーク用文書を見ると、シナリオの概略やPL向けの必要情報がサマリしてあるのでよいと思います。

トーキョーNOVA THE AXLERATION『エトピリカは夢を謳う』

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トーキョーNOVA THE AXLERATION シナリオ『失せモノ探し』

トーキョーNOVA THE AXLERATION 発売記念第二弾!

ということで、助清さんの名作シナリオ「失せモノ探し」を公開します。

フェイトが軌道のお嬢様(サーディク家の末裔だ!)を助ける話です。

シナリオの概要を知りたい人は、まずアンダーワーク用文書を見ると、シナリオの概略やPL向けの必要情報がサマリしてあるのでよいと思います。 

トーキョーNOVA THE AXLERATION『失せモノ探し』

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トーキョーNOVA THE AXLERATION シナリオ『運命は導く』

祝、トーキョーNOVA THE AXLERATION 発売!

ということで、ちょっと(一ヶ月ほど)遅れましたが、トーキョーNOVA THE AXLERATION(TNX) のシナリオを公開します。 

シナリオの概要を知りたい人は、まずアンダーワーク用文書を見ると、シナリオの概略やPL向けの必要情報がサマリしてあるのでよいと思います。

トーキョーNOVA THE AXLERATION『運命は導く』

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スパイラル・ダウン

ライドくんのRLでシュンツさんのシナリオ「スパイラル・ダウン」を遊んだよ。

悪の坩堝、N◎VAのストリートには屑しかいない。誰も彼もが悪党で、螺旋階段を下りていくようにぐるぐると回りながら、地獄へと降下していくような、無常観に溢れたシナリオでした。

 

■アクトトレーラー 

――神様、ここには屑しかいない―― 

 

悪の坩堝、N◎VAのストリートは今日も騒がしい。 

猟奇殺人「スキンハンター」事件が路地裏を血で染めていた。 

レッガーたちはスキャンダルを巡って抗争を繰り広げていた。 

過去を売ったマネキンは、それを買い戻すべくもがいていた。 

 

欲望。暴力。裏切り。狂気。 

やがて衝動と事件は絡み合い、破滅に向かって突き進む。 

災厄の街に幸いあれ。悪党どもに幸いあれ。 

 

トーキョーN◎VA the Detonation 

『スパイラル・ダウン』 

 

運命は、全てを巻き込み堕ちて行く。 

 

■プレイヤー

RLライドくん。難しいシナリオを自分の解釈で果敢に遊んでいた。細かな技術的な話は飲み会で話したので省略しますが、面白かったですよ!

 

フェイト:“Gisnt Steps”霧島芳太郎 カブト、フェイト◎、イヌ● 20代、男性 

PL:からい

仮面ライダーWの左 翔太郎がモチーフ。

霧島探偵事務所の二代目所長。亡き初代所長の意志を継ぎ、弱者(とか弱き女性)の味方を気取っている。実際はSSS警備員あがりの探偵デビューで、ハードボイルドポーザーのハーフボイルド。 

初代所長だった姉の失踪をきっかけに、“正義の味方”になることを決意した三枚目系ジャスティカーである。 なお、かなりのシスコンで、口癖である探偵金科玉条はほとんどが姉の言葉の引用。 

本シナリオでは、どうしようもない状況に嵌っているヒロインに現実を知らせるかを悩み、握りつぶそうとするも、うまくいかないロールでした。主人公らしい葛藤があってよかった。

 

イヌ:”ルール”春日綺麗 イヌ◎● チャクラ レッガー 32才、男性

PL:緋

ルール。人の従うべき最低限の準則。

これを守ることが春日綺麗の生き方である。

春日綺麗は機動捜査課のNo.2だ。

何よりもルールを遵守する彼は、法を守り、法を守ることを強い、時として法を破ることを辞さない。なぜならば、自らの流儀こそが黄金のルールと信じているからだ。

イヌらしいイヌが良いということで、"ルール"で参加しました。屑ばっかりのこの街で、孤独に法を守るヒーローといった立ち位置。だけど、法の範囲で裁けない悪党にも何らかの形で始末を付ける。なぜならそれが俺のルールだから、という論法で四方八方にいる悪党にだいたい方をつけました。キャストの間の情報ハブとしても機能したので、立ち回りもだいたいうまくいった感じ。良かった。

 

レッガー:“キャンディバレット”タカシ ◎レッガー、カブトワリ、●ミストレス  20代、男性

PL:からすば

ストリートのチーマーから河渡入りした青年。いわゆるチンピラ。一端のワルを気取っているが甘さが抜けきれず、レッガーに徹しきれない。“極道”に対する憧憬を捨てきれないお目出度さ、ストリートから十把一絡げで“調達”されてきた粗製の鉄砲玉、そして人間味を捨てきれない精神的甘さから“キャンディバレット”と呼ばれている。 割り切るのが先か、割れてしまうのが先か。

最初は甘ちゃんのレッガーだったが、最後はこの街の悪党たちの足元をひっくり返してやる!といった気概をもつ、いっぱしのワルに成長していました。今回のキャストの中でアクト中に一番成長した人。僕はアクト中に変化するキャストが得意ではないので、うらやましい。

 

クグツ:“星の王子さま” 王司 昴一郎 クグツ◎ カブキ● カリスマ 22才、男性  

PL:はたはた

さる軌道名家の落胤とも噂される千早のエージェント 。その甘いルックスと神がかり的な運の良さでもって、対人関係の情報収集においては後方処理課トップクラスの実力を誇る 。

また表向きの顔としてCHIHAYAの専属モデルを努めており、『N◎VAで抱かれたい男性ランキング」で常に上位にランクされているほか、「星の数ほどの女性と関係を持っているが、誰一人として泣かせたことはない」、「同じ女性とは2度、夜を共にすることはない」などなど、数々の浮名を流している。

はたはたさんらしい、マイペースで アクトの中心から適度に距離をおきつつ、最後に一番美味しいところを持っていくムーブ。さすがです。僕個人の目線では、特にコネクションもないところから、"ルール"と事件の落としどころを探っていくチームプレイが非常に楽しゅうございました。

 

アクトの感想を一言で言うと、「何も救いがなかった」。これには良し悪しもあると思うけれど、マインドセットをきちんとした上であれば、N◎VAスラムの無常観をじっくり描ける面もあり、面白かったと思います。貴重な機会を作ってくれたライドくんに感謝!

闇覆いし学園 - スクール・ウォーズ -

葵さんGMのアルシャードセイヴァー、ジュブナイル・伝奇・アクション・キャンペーン第四話です。夏休み明けの二学期、生徒会が暴走して風紀委員と合流、生徒の不安が高まることで奈落が拡大するという話。学級裁判ですよ!

 

■トレーラー

夏休みが終わり二学期となった仰星学園に、大きな変化が訪れた 

生徒会長春日井小百合による、風紀改革 

休み明けで緩んだ学園生徒たちを、生徒会は厳しく取り締まり始めた 

 

だが取り締まりはエスカレートし、やがて学園を恐怖が支配していく 

 

恐怖の背後に姿を現し始める奈落の影 

そして春日井小百合を操り、恐怖を演出する少年 

 

やがて身近な人々までもからめとった狂気の行き着いた先は 

学園裁判だった 

 

アルシャード・セイヴァー 『闇覆いし学園』キャンペーン第3話 

『スクール・ウォーズ』 

蒼き星に、また奇跡が生まれる 

 

■ストーリーライン(ざっくり版)
生徒会長の春日井小百合は失恋と進学、家庭の事情に押しつぶされ、自殺を考えるほどに落ち込んでいた。クロノス・イノベーターから彼女に渡されたのはアビスシード。人を支配する、力。彼女は学校を想いのままに改革することで、自らの存在意義を確認した。しかし、徐々にエスカレートする力の行使。学校はいつしか監獄のような場所になり、鬱屈した学生達の想いは、アビスシードを成長させる糧となっていた。

これはクロノス・イノベーターである時宮誠司の仕掛けた遠大な計画である。彼は奈落の力を発言させることで、間接的に、滅びる予定であった未来を変えようとしていた。

未来の世界を救うためとはいえ、現在進行する奈落を放ってはおけない。クエスターたちは奈落の使徒になりつつあった春日井小百合と対決することを決意する。その舞台は彼女に逆らった学生達を処罰する学級裁判であった。

 

■プレイヤー
GM:葵さん
順調にキャンペーンを牽引するマスター。今回はGMの想定より少し先をいけた感じ。あいかわらず僕の考えるような範囲には手当てがしてあってすごいと思った。

主人公:語部 無忌(かたりべ むいみ) アタッカー/ソードマスター/アサシン
生の実感を持たない少年であったが、さまざまな人と係わりの中で自分の役割に意味を見出しつつある。自分に生きる週刊少年ジャンプの主人公から、他人の事情を踏まえながら決断するヤングジャンプの主人公に脱皮するように。PLは緋。

 

七瀬市管理者:"黒百合姫"天之宮 千百合(あまのみや ちゆり) ワード/エージェント/ダークワン
仰星学園の黒百合と呼ばれ、地域のクエスターを管理する少女。公正、公平であることを是とする。PLはジニアさん。
敵役である春日井小百合とは親友であった。春日井小百合にさまざまな事情があることは理解しつつも、しかし、地域の守護者を自認する千百合には、親友であろうとも奈落の力を行使する存在を認めることはできないという葛藤を細かく描いていた。

 

未来視(玄狐):黒木 まゆみ エンチャンター/フォックステイル/レジェンド
仰星学園の裏手にある小さな社のお稲荷さん。内気。未来を幻視する力を持ち、暁星学園の女子高生に化けて千百合たちと共闘している。PLは粥さん。

今回のシナリオでは、自分の役割と望みの間で葛藤する千百合に決断を促す役割だった。相手に行動の自由を残しつつ、自分の想いを強く訴えるのがすごく上手かった。

キャンペーンの根底に無忌が現在を書き換え、それをまゆみが観測することで、未来を変えることができるという論理がある気がするが、これが明確になるのは先の話かな。


未来人:三上 真琴(みかみ まこと) アタッカー/リターナー2
ク ロノス・イノベーターの暗躍を阻止し、歴史の改編を避けるために未来から派遣されてきた少女。PLはライドくん。
クロノス・イノベーターの正体が時宮誠司であり、しかも、彼は未来では実の兄だったという、いろいろ衝撃的な事実を突きつけられた回だった。今回のライド君は判定やロールプレイがキレッキレで素晴らしかった。特にすごかったのは、その辺りの事情がまったく見えないオープニング時点で、自分の目的や立ち位置を明確に強く表明していたこと。曖昧な状況でも、力強い、それでいて的を得たロールプレイができていて本当に良かった。

 

■感想

これまでは状況に対処するだけで精一杯だった、PC2、3、4が、自分が何をしたいのかを考えたり、それを表明することで、足場を固めた回でした。キャンペーン中盤らしい回で良かった!

あと2回でキャンペーンが終わるので、そろそろ終幕に向けて収拾を付けていきたい感じ。次回楽しみです!

ラストダンス

こぺんさんRLでN◎VA-Dのオリジナルシナリオ「ラストダンス」を遊びました。カーライルシンジケート2名、三合会、フリーランスが、カーライルと音羽商事の鉄火場でダンスを踊る話。

 

■トレーラー

舞台は第三次アサクサ戦争。 

長く続いた覇権争いは河渡連合、カーライル・シンジケートを疲弊させた。 

そんな折に放たれた、たった一発の弾丸。 

それが全ての脚本を書き換えてしまった。 

 

復讐の舞台は幕を開け、役者は揃う。 

喜劇となるか、悲劇となるか---。 

結末は役者にも観客にも、死神にだって解らない。 

 

トーキョーN◎VA The Detonation 

「ラストダンス」 

 

さあ踊ろう、運命なんて蹴散らしながら。 

舞台の結末を決めるのは君たちだ。 

 

■プレイヤー

RL:こぺんさん

いつも笑顔のこぺんさん。カーライルシンジケートへの愛溢れる素晴らしいシナリオでした。今度、こぺんさんPLで加納さんに回してもらうとか。どんだけカーライル好きなのか!と感服する次第です。 

 

円卓の騎士:バレット レッガー◎、カゲ●、カブトワリ

PL:しのさん

かつて黄金の夜明けというシナリオで、尊敬する主から円卓の騎士の座を引き継いだ女執事。主を亡くして生き場所を探していたが、今回のシナリオで真なる王であるアーサー・カーライルの直属になるという夢を抱き、アーサーの右腕の地位を狙うことをキースに誓った。

エクスカリバーとほぼコンビ打ちで行動。エクスカリバーとは動/静という軸で動き方は違ったけれど、方針はほぼ一緒で。ブレないので大変絡みやすかったです。

 

 探偵:"シンプル&クリーン"柊 杏奈 フェイト◎、トーキー、ミストレス●

PL:からいさん

ストリートに生きる若手フェイト。ヴィルヴェリア・マーティンの友人で、カーライルと音羽商事の抗争終結の為の贄になりつつあったヴィルヴェリアのために奮闘する。暴力で決着をつけることに疑問を抱き、最後まで他の道を模索した。

ロールプレイ的に必要なタイミングで打つべき場所(主に自分の頬)を示すのがすごくうまくて絡みやすかったです。

 

三合会:"黒盾"丁清(テイセイ)  レッガー◎、カブト●、チャクラ

PL:粥さん

三合会の最強の盾。本来は同じく最強の矛である姉とバディを組むが、今回は単独でハーヴェイ王の密命を受けてカーライルと音羽の漁夫の利を狙うという立ち位置。

複雑な状況の中でどう動くのが三合会的に利があるのか、というキャスト目線と、プレイヤーとしてどう動きたいかのPL目線の両方をうまくバランスをとって動いていた感じ。筋が通ったキャストになっていてすごくよかった。

 

カーライルの暗殺者:"二代目エクスカリバー"ジュリア・ガリアーノ カゲ◎、カブトワリ●、チャクラ

 

PL:緋

カーライルシンジケート最強の殺し屋。バレットとバディを組んで、カーライルシンジケートに抵抗する見梨組の残党を狩る。カーライルシンジケートが停戦に向かう中で、友人であるヴィルヴェリアのために最後まで戦うことを決めた。

いろいろな都合を勘案した上で自分の信念のためにどうするべきかを決めて動けた点は満足。楽しかった!

 

■感想

これからも遊ばれるシナリオだと思うので、ストーリーに関する感想はなしで!

カーライル愛に溢れたシナリオで、大変楽しゅうございました!

バハムートライジング

あだちさんGMでドラゴンアームズ改の付属シナリオ「バハムートライジング」を遊びました。

遊び方としてはオンセで音声チャットツールとしてはSkypeダイス&トランプ管理&マップ管理には「どとんとふ」を使いました。

 

■トレーラー

竜暦2005年4月――。

“地獄の二年間”を耐え抜いたバハムートを再浮上させる“竜の暁計画”の決行が迫っていた。

だが、そんなバハムートを狙う新たな脅威が上空より出現する。

果たして、雌伏の時を終えて再び飛び立つことができるのか?

 

巨竜の運命は、新たに編成された小隊の活躍にかかっている。

ドラゴンアームズ改

「バハムートライジング」

羽ばたけ、人類の希望!!

 

■プレイヤー

GM:あだちさん

発起人にしてGM。新しいゲーム、オンセ、いろんなツールを使いこなすすごい人。セッション中に音声とマップのトレードオフになったとき、とっさに別の解決策を見出すところとか、さすがオンセでいろいろ蓄積してるなあと思いました。楽しかったです!

 

紅の大騎士:マイケル・ケイン、16歳、男、エクスタリア出身

リントブルム・ギムナジウムの学生。かつては孤児だった。MISTの襲撃からDAFに助けてもらったことで、DAFに志願する。まっすぐな性格で、演出は富野 由悠季。

PL:小太刀さん

 

戦場の魔導士:ジゼル・クロウリー  15歳、女、アルトクラン出身 

アルトクランで代々大魔導士(ソーサラー)の家系に生まれる。DAFランキング11位。世界を庇護するものには一定の力が必要と、マイケルの技量を試した。ロールプレイはEVA-Qのアスカとテラフォーマーズ。

PL:緋

 

閃光の双手:賢人・ハーディガン 27歳、男、カレドア出身

最初の大騎士である速足の36騎士のひとり。相棒の薄荷・ワッツェンローデとともに多くの戦場で功績をあげるが、薄荷・ワッツェンローデが機体に乗れなくなった原因を作ったことに罪悪感を感じている。

ブランシュネージュ小隊の隊長として、子供(主にマイケル、ジゼル)の喧嘩を見守るムーブをしていた。

PL:加納さん

 

遠雷の狙撃手:ルドルフ・ラングレン 30代半ば、エクスタリア出身

古くからDAFに所属しているが、所属する部隊が次々と全滅したため"死神"と呼ばれる。いわゆるオトナ枠で、過去を回想したり、お墓参りをしたり、ストーリー進行に大きく寄与していた。

PL:ツジさん

 

■感想

公式シナリオなのでストーリーに関する感想はなしで!

戦闘はすごく面白かった。MISTは大将機を失って敗北、ブランシュネージュ小隊は4機中2機が撃墜されるという非常にいい勝負でした。

最後に「どどんとふ」でのドラゴンアームズについて述べると、GM側の事前準備がかなり大変だけど、遊ぶのは十分可能。トランプもヘクスマップも問題なく使えました。

今回のプレイ時間もキャラ作成から初めて4時間半程度で終わりました。Skypeとかどどんとふに抵抗ないプレイグループならば、オンセは結構現実的な選択肢な気がします。

落日の鷹羽

天羅キャンペーン、今回は葵さんGMで「サムライSSS」前編を遊びました。天羅最強の傭兵集団、霞谷五人衆と戦う話です。

 

トレーラー

四方を敵に囲まれ、鷹羽の城は今や風前の灯火であった。 

その城に忍び込む五つの影。 

彼らこそ、金のためならなんでもやる、天羅最強の傭兵集団、 

人呼んで、霞谷五人衆。 

 

孤高にも鷹羽の全軍の指揮をとるは、いと若き美月姫。

だが美月姫は、霞谷五人衆の魔の手の前に倒れるのであった。 

 

敵は三十万を超える軍勢と、最強霞谷五人衆。 

鷹羽の城と美月姫は、終焉の時を迎えようとしていた……。

 

天羅WAR 『落日の鷹羽』

刃を持ちて、宿命を燃やせ 

  

■プレイヤー

GM:葵さん

サムライSSS前編を手直ししてくれました。回すのが難しいタイプの昔のシナリオでしたが、がっつり楽しめました。ありがとうございます!

 

美月姫の乳兄弟:長尾 春親 サムライ

PL:しのさん

乳兄弟である鷹羽の国の姫将軍、美月姫を護るためサムライとなった少年。天羅でサムライになるのは大変(普通の人間としての人生は捨てることになる)なことで、この決断により彼の幸せを願っていた美月姫は激怒し、疎んじられることとなったが、この窮地においてサムライの力により美月姫の窮地を救うことになる。
このシナリオでは、美月姫は助からないことが決まっています。必然、PLとして望んだ結末に至るのは難しいんですが、その中で納得いくまでおとし所を模索するところが実にしのさんらしくて良かったと思います。
ファンブルの回数は2回。振った場面はミドルの戦闘だったので、致命的ではなかったと思います。
 
鷹羽の国の忠臣:夜鷹 傀儡
PL:緋
300年以上前、鷹羽の国の設立前から鷹羽の国の領主に仕えてきた傀儡。元々は陰陽師で、鷹羽の国を理想の国に導き、最後まで見守るため、不死の傀儡となった。代々の名代の教育者であり、鷹羽の国をわが子のように思っている。
国はいつか滅びるものとして滅亡を受け入れつつ、鷹羽の国の人々にとってマシな結果を導けるように動きました。国そのものを巨大な式として動く傀儡という設定だったので、国が滅びると共に死んだのですが、「自分にもし魂がありあの世にいけるならば、共に生きた人々と再会できるのが楽しみだ」と主張して大往生できたのが良かった。あと初代の国主(エンオウ)との関係性(叶わぬ恋心)とか、鷹羽の国(自分の人生そのもの)に自信も悔いもないある種の諦観とか、天羅ならではのディープなところを描写できたのも嬉しかった。
  
亡国の御家人:狼焔(ろうえん) 剣聖
PL:妖くん
天羅最強の剣士。かつて霞谷五人衆によって滅ぼされた国の家臣で、現在は鷹羽の国で客将をしている。老境を迎えているが、剣に乱れはない。
最初のモチベーションは亡き主君の敵討ちだったのだけれど、霞谷五人衆との戦いで自分より強い存在を知り、最後は剣でそれを凌駕することを目的に切り替えた。この辺の見切りと演出の切れ味は妖くんならではというか、さすがです。
  
神宮家:"お泥ひつ"飛白(とびしろ) 神宮家の記録者
PL:粥さん
神宮家の端末の一人。代々神宮家に使え、歴史を記録する役割の家系で育った記録者。神宮家の使者として鷹羽の国からの援軍要請を受け入れるが、援軍は来ないこと、自身の役割が鷹羽の国の滅亡までの過程の記録であることを知っている。
鷹羽の国の滅亡を見届け、記録者として正史、外伝を含めさまざまな物語に昇華した。鷹羽の国は滅びたが、記録や口伝の形をとって歴史のなかに生き残ることになったのだ。この辺の落としどころは皆で相談した上で、粥さんが形にしてくれたもので本当によかった。
なお、ファンブルの回数は1回。正念場でのファンブルであり、致命的だった。

■感想

シナリオとして鷹羽の国の滅亡と美月姫の死亡が決まっている中で、PCたちが何を成し遂げるのかを相談して決めるところとか、心底悩んだセッションでした。いろいろ相談して決めた結末としては、「①鷹羽の国は滅びるがさまざまな形で歴史に残る」、「②美月姫は(歴史上)死ぬが、(物語上は)美月という人物は幸せに余生を過ごす」というもので。特に②についてはご都合主義的な側面も否めないけれど、天羅はその辺、昔話フィルターを通せば許せる気がする。結果として綺麗に収まって、大変楽しゅうございました!

闇覆いし学園 - 闇の繭 -

 

葵さんGMのアルシャードセイヴァー、ジュブナイル・伝奇・アクション・キャンペーン第三話です。P3、P4 みたいにゆっくりとカレンダーが進んでいく感覚。今回は初夏でした。

 

■トレーラー

強い日差しと、蝉しぐれ。

一学期の期末考査も終わり、夏休みを待つばかり。

茹るような暑さと気怠さに包まれた学校で、真っ白に続く、停滞した日常。

しかし、白昼夢のような日々の向こう側で 、静かに奈落はひろがっていた。

真夏の夢が終わるとき 、闇に包まれた悲劇が、姿をあらわす。

 

アルシャード・セイヴァー 『闇覆いし学園』キャンペーン第3話 

『真夏の夢』 

蒼き星に、また奇跡が生まれる 

 

■ストーリーライン(ざっくり版)
夏休みの直前。綺堂 水咲(きどう みさき)は病で死に瀕していた。彼女が望むことは、学校に行き友達と笑いあう、そんな些細な日常だったが、病は彼女にそれを許さなかった。彼女の弟の綺堂智哉(きどう ともや)はそんな姉を見かね、仮面の男(クロノス・イノベーター)の差し出すアビスシードに手を出してしまう。

綺堂智哉の計画は、暁星学園に結界を張り、内部の人間から生命力を少しずつ奪い取り、姉の生命を永らえさせようというもの。奈落の力で、綺堂水咲はダークワンとして蘇生したが、その心根まで奈落に侵蝕され、人の命を食い尽す化物になりつつあった。

暁星学園に張られた結界に気づいたクエスターたちは、綺堂姉弟の事情を知りつつも、奈落による蘇生がうまくいかないことを理解し、綺堂姉弟を奈落から開放することにした。それが綺堂水咲を殺す結果になるとしても。

戦いの末に、無忌の神剣による一撃が綺堂姉弟を奈落から開放する。その結果、綺堂水咲は死に瀕するが、黒木まゆみはガイアにより寿命を改ざんすることで、綺堂水咲の命を救った。これは、クエスターたちが自らの意志で未来を選ぶ(運命を改ざんする)ことを選んだ瞬間でもあった。

 

■プレイヤー
GM:葵さん
毎回、葵さんのシナリオは一刺しあって面白い。今回は特に説明もなくPC1のHPが20点減らされたところに(いや、もちろん意味はあったんですよ)驚愕。あと、いろんな意味でシナリオを削るのがうまい。

主人公:語部 無忌(かたりべ むいみ) アタッカー/ソードマスター/アサシン
生の実感を持たない少年。剣使い。自分の助けたい人々を助けるために、なりふり構わず戦うことを決意した。週刊少年ジャンプの主人公みたいに。PLは緋。

語部の基本的なスタンス(ものの見方)は、周囲の人々の考え(信念など)を理解したうえで、自らが判断した正しい結果を押し付けるというもの。要するに、お前はソレで、俺はコレだ。是非もない。

本シナリオでは、綺堂 水咲(きどう みさき)という死病を抱えた少女と出会い、"未来の世界"の安全(エントロピーのようなものか?)と目の前の少女の命を天秤にかけ、そして目の前の少女を守ることを選択した。

 

七瀬市管理者:"黒百合姫"天之宮 千百合(あまのみや ちゆり) ワード/エージェント/ダークワン
仰星学園の黒百合と呼ばれ、地域のクエスターを管理する少女。公正、公平であることを是とするが、語部には枠を超えた関心を示す。PLはジニアさん。
千百合の基本的なスタンスは、主観的な視点で自分に見える世界に対して、自らが判断した正しい方向に導こうと努力するというもの。"導こうとする"ところが無忌との決定的な違いで、千百合の手ぬるいところなんだけれど、その辺のゆるさと、結果に責任を取る覚悟を両立した上で、自分が思うあるべき世界を実現しようという気構えが丁寧に描かれていて、さすがジニアさんだと思った。 

ただ、第二話で、語部に秘密にしていた神剣のカラクリを暴かれたことは、今後のキャンペーンの方向性に変化を与えそう。語部は神剣のリスク(奈落を蒐集する)を知ったうえで、目の前の人々のために神剣を積極的に使用するスタンスなので、世界のバランスを維持しようとする千百合とはいつか決定的に対立すると思う。

 

未来視(玄狐):黒木 まゆみ エンチャンター/フォックステイル/レジェンド
仰星学園の裏手にある小さな社のお稲荷さん。内気。未来を幻視する力を持ち、暁星学園の女子高生に化けて千百合たちと共闘している。PLは粥さん。

斎乃 咲耶(いつくの さくや)と語部 無忌が死ぬ未来を幻視し、それを避けるために動く導入。このあたりはいつもの通りだったんだけれど、今まで一歩引いて周りの意志に合わせて行動していたまゆみが一歩進んだ決断をしたところが面白かった。というのは、今回の敵/ヒロインでもある綺堂 水咲は死病で死ぬことが決定しているキャラクターだったため、自然によって寿命が決まっている人間の未来をご都合主義的に書き換えてしまうことでしか、ハッピーエンドは得られないわけです。そこに悩み、最終的に運命を捻じ曲げる(寿命を延ばす)という決断を下したのは、たぶん、今後のキャンペーンの動向にも影響を与える大きな決断だったのではないかと思う。


未来人:三上 真琴(みかみ まこと) アタッカー/リターナー2
ク ロノス・イノベーターの暗躍を阻止し、歴史の改編を避けるために未来から派遣されてきた少女。PLはライドくん。
本シナリオで、時間管理局の維持しようとしている未来がいわゆるディストピア状態であること、そうだとしても、それを維持することがどれほど難しいのかを知ることになった。そのことを踏まえた上で、クロノス・イノベーターのように闇雲に過去を改編することを良しとせず、現代の人々が善いと見なした方向に未来を変えることを支援することが自らの役割であると解釈した。ライドくんが(おそらく)やりたい方向の優しいキャラと、シナリオの方向性が一致してきていて、面白いなーと思ったり。

 

■感想

いろいろ話が進んで、楽しい第三話でした。ストーリーラインと各キャラクターのところに書いてある内容が、かなり異なっているのは、今回はリサーチの手番が余ったので、キャンペーンの重要情報について調査したり、それに対して決断をしたりしていて、それを書き留めたかったため。次回も楽しみです。