緋ニッキ

東京近郊のTRPGプレイヤー緋のブログ。トーキョーNOVA THE AXLERATIONのシナリオ、ダブルクロス等のダイスアプリ、Skypeオンセのノウハウ等を公開しています。

死んずる正義

こぺんさんGMでダブルクロスのシナリオ「死んずる正義」を遊びました。敵が理想や信念を持っているのは、本当にいい。

既知のシナリオでしたが、前回はオフセで、今回はオンセでと趣が違う遊び方をしました。

音声と文書チャットはSkypeを使い、ダイスロールはこちらの自作ツールで遊びました。

楽しかった!ダイスツールも何とか実用レベルだと思いました。良かったら使ってください。

 

■トレーラー

正義、それは弱者を守る理想。

正義、それは強者の為の弁解。

 

戦う者は心に正義を灯すという。

その正義に裏切られた時、人は、オーヴァードはどうなるのだろうか。

 

ダブルクロス The 3rd Edition 「死んずる正義」

 

ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。 

 

■プレイヤー

GM:こぺんさん

安心のオンセGM。だんだんと(さらに)上手くなっている気がする。

 

PC1(UGN支部長):"リミットオーバー"蘭 嵐(あららぎ らん)、男、高校生

平均やや下の15歳。暴走するレネゲイドをコントロールする能力を持つ。今回一番の超人。かつて自分の目標だったメンターと、正面きって戦った。

外見、ロールプレイは暗殺教室の渚。クールで、マジメで、カッコよかった。

PL:◎畑さん

 

PC2(UGNチルドレン):"紅蓮の刃"堤 文平(つつみ ぶんぺい) 16歳、男、高校生 

とある実験施設で人為的に覚醒させられ、そのあとUGNに保護されたチルドレン。 外見は背が低く短髪で愛嬌のある顔立ち、腰が低くひょうきんな性格。

ロールプレイはアイシールド21のモン太をPC1風味にした感じ。悩んで、悩んで、いいPCだった。バナナ!

PL:安達さん

 

PC3(UGNエージェント):"チョク"国巻直(くにまき・なお) 27歳、女

大きな作戦で上司が敗れたので、左遷された。以来、空虚な余生を送っているように生きている。身長高めのメガネ美人。大人のメンター役だった。

遠藤さんは相槌が上手くて本当にいい。

PL:遠藤さん

 

PC4(UGNイリーガル):"ミリオンガンズ"銃崎カルマ(じゅうざき かるま) ノイマン/ピュアブリード 12歳、男、傭兵

少年傭兵。アッシュ・レドリックと同じナゾの結社所属。世界中の戦場を転々としている。外見はめだかボックスの雲仙冥利。

「信念も、想いも、拘りも、呵責も、慈悲もなく、お前らを殺すぜ」とか考えていた台詞が言えてよかった。

PL:緋

 

■感想

信念を問われるシナリオでした。キャラクターとして、何を語るのかとかを皆が悩んでいたのが、すごく面白かった。

今回は僕は「信念」とかなく、むしろ敵の信念に対するカウンター存在的なロールプレイでした。

濃いロールプレイと戦闘をじっくりたっぷり楽しんで5時間くらいなのも良かった。楽しいセッションでした!

トーキョー NOVA THE AXLERATION シナリオ公開プロジェクト「Redman’s Scenario Support(RSS)」 第一期

トーキョーN◎VAが大好きです!(挨拶)

そこで、今から準備して第5版(トーキョーN◎VA THE AXLERATION)の販売後、あるいはジ・アザー・サイドの発売後一定期間の間にシナリオを公開し、僕の周りのコミュニティを活性化させようという企画を実施しようと思います。

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クライオニクス(土下座オフ)

 

土下座オフで「クライオニクス」の改変版を遊んだよ。 

 

■トレーラー

人は生まれたときから死にはじめている。 

己の死期を悟った老人は、すべての力をもってこの運命に立ち向かった。 

遠い未来、人が死すら病として克服するときが来ると信じて。

 

しかし、老人は静かに息を引き取った。 

老人の一族も、後を追うように死神によって命を刈り取られた。

 

彼らの遺体は人体冷凍保存(クライオニクス)施設に送られ、氷の玉座で復活のときを待つ。 

残る二輪の花に託されたものは、歪んだ理想か、家族への愛か。

 

トーキョーN◎VA the Detonation 

『クライオニクス』

 

固く閉ざされた氷の奥に、運命の扉は眠っている。

 

■ストーリー概要

人体冷凍保存(クライオニクス)をめぐって、千早重工重役の親族たちに奇妙な連続殺人事件が襲いかかる。犯人は姿なき暗殺者グリムリーパー。はたして、グリムリーパーは誰なのか。そして人類の病とは。科学は生と死を超越しうるのか。

 

■プレイヤー

RL:緋

土下座されてオフってきました。 

 

フェイト:"ジーニアス・ド・ギュスターヴ"コルデリア・サーディグ ニューロ◎、フェイト●、ハイランダー

PL:チャクラ厨さん

遺伝子調整されて生まれた生命。地上に滞在できる期間が制限された少女。尊大な物言いをし、性格的に難があるが、論理的な思考力は超一級。犯人を言い当てた。

 

カブト:レノックス・ヒューイノット カブト◎、クグツ●、チャクラ

PL:藍太さん

千早重工出身のフリーのボディーガード。フェルナンド氏に恩義を感じており、孫娘のローズの護衛に全力を尽くした。

 

"シルバーワーカー"三修 銀次郎 クグツ◎、ハイランダー●、カブトワリ

PL:ソエジマ

 

元・ミカド軌道開発のトップエージェント。軌道勤めに嫌気がさし、雇用延長契約及び全身義体化による老化防止契約を拒否。定年後は引退して地上に移り住むことになった。その後、定年後再雇用”と言う形で後方処理課に加入した。シルバー世代の窓際族と思われがちだが、誰にも見えないところで難題を解決するその姿は、往年の「万事を成す銀の弾丸の使い手」そのものである。

人生の目的を叶え、本アクトの終了時に叙情死した。

 

 

"夜光侯"ルイ・タン カブトワリ◎、アヤカシ●、マヤカシ

ヴィルヌーヴ華人の名家に生まれたが、望まない抱擁により夜の一族となった美青年。生に倦み、死を望んだことから死神を追いかける。しかし、彼が最後に優先したのは、儚い命を守ることであった。

 

アクトの展開や真相については割愛。真相とかこのシナリオで公開するのはダメなので。毎回そうですが、大変楽しいセッションでした。

 

空から墜ちた鳥

 

からいさんRLでZZZ.(同人のN◎VA-Dシナリオ)のシナリオ「空から墜ちた鳥」を遊びました。からいさん原案の名作シナリオです。

 

■トレーラー

河渡とカーライルの抗争は激化の一途をたどり、アサクサは3度目の戦場と化した。

 

Wired Girls事件から4年。

かつて機械化された子供達は、いまなお"普通"を許されない。 

手に入れた力で加害者となる道を選んだ者がいれば、羽ばたきをなくしても懸命に生きる者がいた。

 

これは悲しい世界を変えようとした物語の、その続き。

日常という空から墜ちた子供たちの 、もう一つのドキュメンタリ。

 

トーキョーN◎VA The Detonation

『空から墜ちた鳥』

 

かくて運命の扉は、再び開かれる。

 

 詳細はこちら

 

■プレイヤー

RL:からいさん

たんに上手いだけでなく繊細。今回も前を向いて生きる子供たちの話でしたが、たぶんそういう話が得意なんだと想像したり。

 

トーキー:"メジャー7"宮繁 武子(みやしげ たけこ) トーキー◎、カブト●、タタラ

PL:こぺんさん

かつて「Wired Girls事件」を暴露したN◎VAスポのトーキー。彼女の報道は、Wired Girls 事件の真実を洗い出すとともに、被害者たちに対して差別を生むことになった。

本シナリオでは、「Wired Girls 事件」の被害者の社会復帰において中心的な役割を担う宮崎 海(みやざき かい)のドキュメンタリを撮ることになる。

 

フェイト:"ぽんさん"綿貫 圭一 フェイト◎、カリスマ●、マネキン

PL:粥さん

中堅探偵事務所である綿貫探偵社の社長。頼りない初老の社長だが、頼りない故に皆が彼に手を貸す人徳を持つ。

本シナリオでは、宮崎 海の弟、宮崎 陸(みやざき りく)の依頼で、トゥルーフリーダム関係者への襲撃事件を調査する。 

 

イヌ:スズキ・紫苑(すずき しおん) イヌ◎、カブキ●、カブト

PL:しのとうこさん

ブラックハウンド捜査官にして、ネットアイドル。「調査なう」、「スズキ、仕事しろ」などネット界隈からは生ぬるい視線を向けられている。

本シナリオでは、N◎VAに潜入したカーライルシンジケート、マーダーインクの武器商人「カラミティ・チャット」の対策のために奔走する。 

 

カブト枠:"リュコス"ルイス・ガンビオーネ カブトワリ◎、カブト●、チャクラ

元マーダーインクの殺し屋。どこまでいっても殺ししかない、マーダーインクのやり方に嫌気が差し、脱退した。

本シナリオでは、トゥルーフリーダムを影から守る射手、イシュタルの依頼で、宮崎 海を護衛する。

 

■感想

第三次アサクサ紛争の裏で、カーライルと河渡連合の衝突に巻き込まれる「Wired Girls事件」の被害者をキャストたちが守る話。ボリュームも展開も見事で、ストレートに面白い話だった。大変楽しゅうございました!また次回も楽しみましょう。

 

クライオニクス(改定版)

 かなやんさんの名作「クライオニクス」の改変版を遊んだよ。午前1時開始3時半終了の高テンションなプレイでした。

 

■トレーラー

 人は生まれたときから死にはじめている。 

己の死期を悟った老人は、すべての力をもってこの運命に立ち向かった。 

遠い未来、人が死すら病として克服するときが来ると信じて。

 

しかし、老人は静かに息を引き取った。 

老人の一族も、後を追うように死神によって命を刈り取られた。

 

彼らの遺体は人体冷凍保存(クライオニクス)施設に送られ、氷の玉座で復活のときを待つ。 

残る二輪の花に託されたものは、歪んだ理想か、家族への愛か。

 

トーキョーN◎VA the Detonation 

『クライオニクス』

 

固く閉ざされた氷の奥に、運命の扉は眠っている。

 

 

■ストーリー概要

人体冷凍保存(クライオニクス)をめぐって、千早重工重役の親族たちに奇妙な連続殺人事件が襲いかかる。犯人は姿なき暗殺者グリムリーパー。はたして、グリムリーパーは誰なのか。そして人類の病とは、科学は生と死を超越しうるのか。

 

■プレイヤー

RL:緋

かなやんさんに「クライオニクス」を回してもらってから惚れ込んで、シナリオを改変して遊んでいる。このセッションでのテーマは動機。

 

フェイト:"名探偵"アリス・綾辻(ありす あやつじ) フェイト=フェイト=フェイト◎●

PL:玄澤くん

名探偵。ゆえにこの事件は彼女にしか解決できない。元ネタは「うみねこの鳴くころに」の古戸ヱリカなんだけれど、このキャストは玄澤くんにしかできないんじゃないかなあ。「このアリス・綾辻にとって、たった3つの事柄でこの事件の証明が可能ですわ。すなわち~Q.E.D.」という流れは大変綺麗だった。

 

カブト:デモクリトス アラシ◎、カブト●、カタナ

PL:tatsuyaさん

哲学を愛する軍人出身のカブト。元ネタはアップルシードのブリアレオスだと思われる。フェルナンド氏の声を聞いていた人物であるからか、一番最初に真相の一端に目を向けていた。

 

"銀牡丹"デュナミス クグツ◎、タタラ●、エグゼク

PL:つねひら

アナクロな花火師としての腕前を持つ、"千早アンティーク・トイ"の社長。後方処理課第三版の腕利きでもある。千早重工の上層部で流れる裏資金の流れを追いかけて真相に行き着く。

 

"黒き雪"イヴェーリ マネキン◎、カゲ●、ハイランダー

元浄化派のテロリストで、現在はヤロール棲む暗殺者の一人。イメージは僕の中だと「デュラララ!」のイザヤ。グリムリーパーを執拗に追いかけていた。

 

アクトの展開や真相については実セッションのあとにでも。大変楽しいセッションでした。

 

傀儡と忠誠

天羅キャンペーンとして、持ち回りGMでゆるりと遊んでいます。今日は妖くんGMで、オリジナルシナリオ「傀儡と忠誠」を遊んできました。傀儡によって廻る廻る負の連鎖なシナリオです。

 

トレーラー

人を超えた美の象徴・傀儡 

その美しさを巡り、争いが起きることも珍しくはない 

 

ある若い傀儡師が生み出した傀儡“風華” 

彼女の御披露目を切っ掛けとして、大国の平和が綻びを見せる 

望まずに引き起こされる戦を前に、傀儡は何を思うのか 

 

天羅WAR・ヒストリカル・シナリオ 

『傀儡と忠誠』 

その涙は、誰のため 

  

■大まかなストーリーライン

香利国(かがりのくに)の姫は国主、強羅(ごうら)の治世下で数十年の安定を得ていた。

その日香利国では、皆が傀儡、風華の嫁入りを祝福していた。国主の強羅にはかつて妻がいたが、数十年前に死に別れており、中老を迎えるにあたり豪奢な傀儡を迎えることは、香利国の国力を示す祝い事であったのだ。

しかし、風華の嫁入りから4年、突如、強羅が乱心をした。彼は長年連携していた傭兵団雑賀衆を征伐すると、次々に家臣たちを謀反の咎で誅罰していく。名君、強羅とも思えぬ狼藉であった。

人々は噂する。強羅は傀儡に魅了され、狂ってしまったのだと。

 

■プレイヤー

GM:妖くん

彼のシナリオは繊細で、味がある良いシナリオが多い。今日も大変面白かったです。

 

風華の幼馴染:"送り火の" 風魔 歌丸 シノビ

PL:緋

風華の年の離れた幼馴染。風魔忍軍の幼い頭領。風華に初恋という呪いをかけられた。香利国中が風華を魔性の傀儡として畏れるなか、彼一人だけは風華のためだけに動き、闘い、風華とともに香利国を去った。
セッション開始時に13歳だった少年は、セッション終了時には38歳となり、縁側に座る風華のそばで短い生涯を閉じた。
 
蘭姫の従者:枯助(かれすけ):虫使い
PL:葵さん
香利国の姫、蘭姫の従者。20代後半の虫使い。幼いが芯のある蘭姫に振り回されつつも、幸せに暮らしていた。風華という傀儡が香利国の国主、強羅に嫁ぐまでは。
蘭姫は強羅の圧制を許せず、彼に強羅を討つことを命じた。彼は強羅の首を取ったが、やがては主君である強羅を根綱とともに討った責任を取り、首を刎ねられた。
 
 
香利国の重臣:根綱 希次(ねずま まれつぐ) バトラー
PL:粥さん
香利国の姫の重臣。寝る間もなく働き、香利国を治めることから寝ずの希次と呼ばれる。希之(まれゆき)という名の息子がいたが、強羅に腹切を命ぜられ、殺されている。
同じく重臣の理采(リザイ) と、どちらが国主につくかを決め、根綱は国主を討ち取ることを決めた。そして、理采、強羅を討ち、蘭姫に治世を引き継いだ。
  
雑賀衆の頭領:"釘抜き"狭間 叢次(かざま そうじ) 珠銃使い
PL:ヨビさん
香利国の治世下にある雑賀衆の頭領。稀代の珠銃使いで、3間先から釘の頭を抜く腕前を持つことから"釘抜き"と呼ばれる。香利国の重臣、サムライである守角(しゅかく)と友情を結ぶが、強羅の乱心により、守角は殺され、雑賀衆は蹴散らされた。
その後、強羅への復讐を果たすが、原因である傀儡、風華への復讐は、風魔 歌丸によって止められた。

■感想

短時間の間にすごく濃密なセッションでした。(毎回だけど)参加者が皆「楽しい」と言っていて、本当に素晴らしいセッションだったと思う。妖くんオリジナルシナリオ作成大変だったと思いますが、ありがとう!

ところで、緋さんPC1安定してきましたねって言われたのは、成長したと思っていいんでしょうかね。

ショートキャンペーン最終回「鋼鉄心音(こうてつしんおん)」

 

ヨビさんGMのBBTのショートキャンペーン最終回「鋼鉄心音(こうてつしんおん)」の最終回(第二回)です。

 

 ■プレイヤー&GM

前日のとおり。

 

GM:ヨビさん

二日間お疲れ様でした!

 

"今、此処に来たれりキルロイ"ジョナサン・ジェイムズ・キルロイ

アタッカー、レジェンド(都市伝説/伝説の英雄)

PL:古河切夏さん

亡くなった少女ハイナの面影を宿したアバドンという機械人形のために、黒氏 叢(くろうじそう)の作った地球ドミニオン制圧部隊ミレネリアム・フォースと戦う。

 

"アルスマギカ"冷泉 天音(れいぜい あまね) 

アタッカー、ハーミット(マジシャン)/純血

PL:緋

亡くなった少女ハイナの妹のラウラのために、キルロイとともに戦う。

 

"王の御首(おうのみしるし)"マクベス

サポーター、ヴァンパイア(血族)、イレギュラー(守護者使い)

PL:妖くん

ウォーレン・"グラットン"・レイクの依頼は黒氏の首を狙うことであったが、ペルソナ・ネットワークの権力を握るために黒氏と共闘してアバドンを襲い、結果としてキルロイとPVPになる。PVP後は普通にPTに戻っていた。

 

"機鱗童子"伊吹 龍一

ディフェンダー、ネイバー(鬼)、フルメタ

PL:つねひら

JABFの司令官、百鬼 一馬(なぎり かずま)の依頼で、失われたフェザー(黒氏が保持していた)を探索する。

 

■大まかなストーリー

白い羽を手にした黒氏は、メルキセデク社を掌握するとミレネリウム・フォース計画を立案した。地球ドミニオンの「昼と夜の世界は交わらない」という因果律を破壊するこの計画は、実現すれば人と魔の全面戦争に繋がりかねない。しかし、ミレネリウム・フォース計画のキーとなるアバドンという機械人形が逃げ出し、キルロイに保護されたことで計画に綻びが生じた。

マクベスと黒氏の密約により、アバドンは黒氏に取り戻されることになったが、アバドンの案内で4人の半魔たちが黒氏の指揮するドミニオンに進入することができたのだ。そして半魔たちは協力し、黒氏を打ち倒す。

 

■感想

今回は普通に"魔女(ほんのりと狂っている)"ができたかな。途中で妖くんが黒氏と交渉、黒氏側につき、キルロイとアバドンが孤立した瞬間に襲撃する(PVP)になるシーンがあったのだけれど、そこがすごく面白かった。あと全員エンディングがカッコよかった。大変楽しゅうございました。二日間おつかれさまでした!

 

ショートキャンペーン1話 「忘骸戦場(ぼうがいせんじょう)」

ヨビさんGMでBBTのショートキャンペーン「忘骸戦場(ぼうがいせんじょう)」を遊んだよ。

 

■トレーラー 

 2012年、日本・池袋―――。 

突如放たれた一発の爆弾を皮切りに、東京が悪夢の戦場へと変わる。 

あらゆる組織を壊滅させてゆく謎の軍団。 

強靱な魔物を殺し尽くす黒金の殺戮兵器。 

池袋が地獄へと変わりゆく最中、 戦場の悪夢に捕らわれた少女と4人の半魔が出会うとき、 止まっていた運命の歯車が回り出す。 

 

ビーストバインド・トリニティ 

『忘骸戦場(ぼうがいせんじょう)』 

 

忘れられた戦場を越え、再び渇望(エゴ)と絆の物語が紡がれる。 

 

 ■プレイヤー

GM:ヨビさん

細やかな気配りと豪快な演出を兼ね備えたいつも以上のヨビさんでした。

 

"今、此処に来たれりキルロイ"ジョナサン・ジェイムズ・キルロイ

アタッカー、レジェンド(都市伝説/伝説の英雄)

PL:古河切夏さん

第二次大戦から米軍内で描かれ続けたマスコットが、何処にでも現れる非実在の伝説的兵士として具現化した都市伝説。世界中の戦場を渡り歩いた彼は、何時までも戦争を終わらせられない人間に疑念を持ってしまった。しかし、彼の根源は戦場にあり、戦いを止めることはできない。今はバウンティハンターとして池袋の夜に生きている。

本シナリオではA国の内戦に際して助けた少女、ハイナのために命をかける。

 

"アルスマギカ"冷泉 天音(れいぜい あまね) 

アタッカー、ハーミット(マジシャン)/純血

PL:緋

古くから池袋の魔術的守護を担ってきた一門の当主。純血の魔法使い(ノーブルブラッド)。池袋の守護者を自認している。サンシャイン60の61階に魔術工房を構築しており、そこを拠点とする。身に着けた召喚魔術は地球ドミニオン最大の威力を誇る月堕としの大魔術である。

本シナリオでは地球ドミニオンの魔と半魔を粛清して「世界を綺麗にしよう」としている黒氏 叢(くろうじ そう)に"女神"と呼ばれつつも、彼を止めようとする。

 

"王の御首(おうのみしるし)"マクベス

サポーター、ヴァンパイア(血族)、イレギュラー(守護者使い)

PL:妖くん

齢1000を越えると言われる、吸血鬼たちの長老の一人。生に執着し、吸血鬼に成り果てたマクベス王その人である。人の姿は、召使いを伴った車椅子の老人。魔の姿は、生首となり、召使いに抱えられた姿となる。

好々爺然とした振る舞いをするが、欲深く、利に聡く、己の生に何よりも強い執着を見せる。ウォーレンによるクーデターの際には、形勢不利とみるやいち早く寝返り、その権勢を維持した。

本シナリオでは、黒氏 叢の仕掛けた日本国の半魔組織へのテロにより半壊した、ペルソナネットワークの窮地を救うために(あるいは、己の領地への欲望のために)、ウォーレン・"グラットン"・レイクの依頼で黒氏 叢の企みをとめるべく暗躍する。

 

"機鱗童子"伊吹 龍一

ディフェンダー、ネイバー(鬼)、フルメタル

PL:つねひら

JABF/Japan Anti Beast Forces(自衛隊の対半魔部隊)の少佐。JABFの司令官、百鬼 一馬(なぎり かずま)によって壊滅させられた鬼の集落の生き残りで、百鬼 一馬に復讐する機を伺って、JABFに入隊した。面倒見のいい性格で、フットワークが軽い。

本シナリオでは、黒氏 叢の仕掛けた日本国の半魔組織へのテロにより壊滅したJABFを再編する時間を稼ぐために、あるいは、自身の手で黒氏 叢を止めるために奔走する。

 

■大まかなストーリーライン

20年前、因果の流れにより過去に流れ着いた冷泉天音に救われた黒氏 叢は、成長し、メルクセデク社の中核を担う技術者になっていた。彼は家族をミレニアムの災厄で失っており、その復讐のために、幼いころにみた幻想のように世界を綺麗にするために、地球ドミニオンの魔/半魔を根絶やしにしようとする。その武器として、彼はあらゆる探知を無効化する人工迷彩と、世界中の兵士たちの魂を使役する戦略兵器アバドンを作成した。そして彼は日本国内で半魔組織に対する大規模なテロを実施する。

一方、A国の内戦で少女ハイナを助けたキルロイたちは、ハイナを含めた世界中の兵士たちの魂がアバドンに蒐集され、使役されていることを知る。黒氏が何をするために日本国内でテロを起こしたかは不明だが、目標が半魔の根絶やしにある以上、放っておくわけにはいかない。

激闘の末、黒氏の主力兵装であるアバドンを倒した4人の半魔たち。しかし、黒氏はメルキセデク社の保安部に拘留されるも、高笑いを浮かべる。彼の手には願いを叶える白い羽が握られていたのだ。

 

■感想

すでに「死んでいる」以上、どうやったってハイナは助けられないのだけれど、それでも葛藤するキルロイの葛藤、マクベスのV:tMのような芝居がかった演技、伊吹の包容力などが目立つよいセッションでした。僕はオープニングで壮大に事故ったけれど、後半持ち直してたぶん総合的にはカッコよかった・・・はず。

本日、最終回なので大変楽しみです。

[ミッドガルド] オーバー・ザ・レインボー第1話 「あの虹の向こう側」

 

アルシャード・ffの名作キャンペーン「オーバー・ザ・レインボー」をAL2で遊んできました。

 

キャンペーントレーラー

この世界は不完全だ。

一人の道化師は、ずっとそう思っていた。

だから、完全な世界に憧れた。

だが、完全な世界は彼には作れなかった。

だから、彼はそれを見せてくれるものを探し出した。

 

知恵を得るため。 

世界の真実を見極めるため。 

勇気を得るため。 

心を得るため。 

満たされぬ心を抱えた者たちの前に、一人の少女が竜巻とともにやってくる。 

 

■プレイヤー

GM:ジニアさん

ジニアさんGMでした。忙しい中で調整ありがとう!いつもながら面白かったです。

 

探索者(クエスター): トート 放浪者 ダークワン、ホムンクルス、アタッカー

PL:妖くん

真帝国の実験体の少年。奈落の暴走で研究施設から逃げ出し、孤独に世界を放浪している。家族というものに憧れており、家族の待つ故郷カンザスを目指すドロシーとともに旅をする。

 

かかし:"金獅子"ヴァレリア・リヒトホーフェン 暁傭兵団の団長 アタッカー、ヴァグランツ、サムライ

PL:緋

反真帝国を掲げる傭兵団"暁"の女団長。卓越した戦術能力と美しい金の髪から、"金獅子"と呼ばれている。呪いによって放逐されたイザベル・ウェストリの姉であり、スカルワームに制圧されたハイ・ウェストリを解放する智慧を求めて世界を旅している。
 
魔法使い:ユリアヌス 放浪の大賢者 エンチャンター、ウィザード、キャスター
PL:エス太さん
齢100年を数える大賢者。生と学習は等しいとして、学究の都を抜け出して、世界の秘密を解明するための放浪する。かつて、フリードリヒという学友がいた。
 
ライオン:"アプロース"エリカ・オーニソラズム ローテスリッターの騎士 パンツァーリッター、アタッカー、ハンター
PL:こぺんさん
名家出身の女パンツァーリッター。死を恐れぬように育てられた高潔な騎士であったが、女子供を殺す任務を実行できなかった。彼女の仲間たちであったローテスリッターの壊滅とともに、辺境へと追いやられた。
  
ブリキ:アナハタ ヴァルキリー、エンチャンター、ガンスリンガー
PL:くべさん
「創造主」と呼ばれるアルフに作られたヴァルキリー。「創造主」の亡くなった娘に似せて作られたが心を持ち合わせない。「心」を探して世界を旅するうちに対奈落組織「エクスカリバー」の一員となった。

■感想

モチーフがオズの魔法使いというだけあって、大変ファンタジックで楽しいセッションでした。元々はアルシャードffのシナリオなので、「そのままでは遊べない」部分もあるのだけれど、そういった部分はGMのジニアさんがうまく吸収してくれました。次回も楽しみましょう!

 

[天羅WAR] 星の砂浜、月の海

天羅キャンペーンとして、持ち回りGMでゆるりと遊んでいます。今日はヨビさんRLで、「星の砂浜、月の海」を遊んできました。天羅・零SSS「人形遣い」のシナリオだったような。

 

トレーラー

天を引き裂く妖星。砕け散った神の天柱。 
その災厄は天におわす幼き星を地へと落とした。 
星を巡り争う南朝と北朝、二つの神宮家。 
操り糸の走狗らは星を狙い、野に放たれる。 

その小さな星光は誰の手の上で踊るのか。 
星の行く末は戦乱の渦に飲まれもはや知る者はいない。 
そう、ここに語られる四人以外は―――。 

天羅WAR・ヒストリカル・シナリオ 
「星の砂浜、月の海」 
時は戦国――終わりのない、血と肉と鋼の物語

 

■プレイヤー

GM:ヨビさん

安心のヨビさんGMでした。今回は天羅の歴史と帝の話を扱ったSSSのシナリオをリメイク。戦闘がかなりデッドリーで面白かった。

 

荒事屋: 蓮城 沙羅 ヨロイ狩り

PL:緋

長塚の国の領主、蓮城凱の娘。父親を斬って捨てた女サムライ「山吹鬼」を追いかけている。本シナリオでは、命の恩人である千紗(ちさ)を助けるために奔走する。
 
機面ヨロイ乗り:”シデムシ”拾也(じゅうや)機面ヨロイ乗り
PL:粥さん
遺跡漁りを生業とする青年。千紗を遺跡の中から拾い、空鼓(そらつづみ)の近くの村に預けた。本シナリオでは兄妹のように育った千紗を助けるために沙羅とともに奔走する。
 
神宮家:刀千(とうせん) 神宮家の処刑人
PL:妖くん
神宮家、係の位の処刑人。己の信ずる”神宮家への忠誠”を貫くために、帝となった千紗をもり立て、帝として飼い殺そうとし、修羅となって死んだ。
  
法師:灰燼坊 慈炎(かいじんぼう じえん) 金剛機
PL:葵さん
裏千家の法師にして金剛機。かつては善良な法師だったが、預けられていた村を守るために修羅となり、金剛機に囚われた。本シナリオでは、幼子である沙羅を守るために修羅となり、刀千と戦って死んだ。

■感想

村を愛する記憶喪失の少女、千紗が実は失踪した帝で、千紗の記憶を巡ってPCと鳳凰衆と神宮家が戦う話でした。天羅の行く末を変える大きな話だったけれど、うまくまとまっていて大変面白かった。あと、戦闘がデッドリーで良かった。

特に印象に残ったのはPVPの多さ。本セッションの中で3回PVPを行い、PCが二人死にました。天羅だしこんなものかと思う反面、あまりのデッドリーさに身震い。大変おもしろうございました。

 

ぼくらのWAR G@ME

 

つづいて、カラスバさんの「ぼくらのWAR G@ME」です。

 

■トレーラー

最近N◎VAで流行のゲーム―― 
拡張現実感覚遊戯“W◎RLD SLAYER” 
だが最先端の技術が刻み込む幻には、巧妙な罠が仕掛けられていた 
 
巨大な陰謀に挑むのは、電子の海(ストリーム)の小さな戦士 
智恵と勇気と絆を武器に、不可視の悪魔へと立ち向かう 
 
流星雨の降り注ぐ悪徳の街で、 
無限大に広がるデジタルの世界で、 
世界の命運をかけた戦いが幕を開けた 
 
トーキョーN◎VA the Detonation 「ぼくらの WAR G@ME」 
 
――0と1の扉の向こうが、僕たちだけの戦場(バトルフィールド) 

 

■プレイヤー

RL:カラスバさん

丁寧なゲストの扱い、クライマックスの盛り上がり、随所に現れる最新鋭のガジェットのネタが素晴らしかった。

 

ニューロ①:"ナインブレイカー"九蓮内 マサムネ  ニューロ=ニューロ=ニューロ◎●

PL:緋

ハッカーチーム"Syberia"所属の当代最高のニューロ。同じく天才ニューロのエイジとともに、「W◎RLD SLAYER」の裏で蠢くN◎VA壊滅のテロを止めるために奮闘する。浄化派につくか、エイジとともに世界を救うか、コイントスで決める危うさを秘めている。
 
ニューロ②:"電脳童謡(ナーサリーライム)"フィオリーナ ミストレス、マネキン●、ニューロ◎
PL:鶉衣さん
電子の世界を生きる魔女。驚異の実力を持つ彼女は、大人ぶった態度で接するわずか3歳のAIなのだ。ネヴァーランドの友人"アイ"の失踪を追いかけるため、彼女の調査していた「W◎RLD SLAYER」を調査する。
 
ニューロ③:スキュラ ニューロ◎、ヒルコ●、カタナ
PL:玄澤くん
最凶のニューロ"アノニマス"に壊滅させられたハッカーチーム"グレイウルヴズ"の生き残り。復讐のため、仲間のパーツを全身に埋め込み、企業によって"ニューロマンサー"に改造された彼女は、Webゴーストにとって最悪のモンスターに生まれ変わっていた。本アクトのために最適化されたキャストで大変魅力的だった。
  
イヌ:"スパイダーウェブ"科野 宣彦(しなののぶひこ) カリスマ、イヌ●、ニューロ◎
PL:紅河さん
フジタ・サイバーガード社所属のイヌ。同じくフジタ・サイバーガード社の科野 秋穂(しなのあきほ)の弟。彼の糸に絡め取られた犯罪者は消去(デリート)されるのだ。真教浄化派の能天使"ツートーン"のテロを止めるために奔走する。

■感想

トーキョーN◎VAで流行のARゲーム「W◎RLD SLAYER」の裏で蠢くN◎VA壊滅のテロを止める話でした。2秒ですべてが決まるニューロの世界や最新鋭(アウターエッジ)のニューロエイジをうまく表現していて大変面白かった。

RLのカラスバさんの特によかった点は、"アクトの中で緩急をうまく使っていたこと"と、"丁寧なシナリオと丁寧に描かれたゲスト"でした。あとアドリブで難しいエンディングに合わせてくれて嬉しかった。ニューロ・ゼン独特の魂(ゴースト)に関する描写は、すごく好きなのです。やりたいことができて大変楽しかった!

 

■Sデュエルの感想

5票対3票の僅差でカラスバさんの勝利でした。といってもどちらが勝ってもおかしくない名勝負。ライドくんは少しへこんでいたけれど、誇っていい内容だったと思います。

 

good bye myself

 

カラスバさんとライドくんのSデュエルをやりました。まずはライドくんの「good by myself」の日記から。音羽南海子と弁天の物語にケリがつく話でした。

 

■トレーラー

女は名前を奪われた。女はその名が好きだった、例え借り物の名前でも。 
 
だから、女は復讐を誓う。大切な自分を奪ったカーライルに。 
 
これは、かつてニセモノだった女が送る最後の物語。 
 
「Good bye myself」 
 
かくて運命の扉は開かれた。 

 

■プレイヤー

RL:ライドくん

ハンドアウトのパンチ力、細かなプレアクト、魅力的なテーマと公式ゲストの扱いが素晴らしかった。

 

フェイト:"真実の弾丸"駒村 当麻  カブト●、フェイト◎、カブトワリ

PL:鶉衣さん

N◎VAで唯一の"プラチナム・ハート"、ハードボイルドな探偵。鶉衣さんの看板キャスト、駒村当麻でした。壊れかけのドロイド"弁天"から、自身のプロテクトされた記憶に関しての調査を依頼される枠。
 
レッガー:"藤御前"麻宮 晃(あさみやあきら) ミストレス●、カリスマ、レッガー◎
PL:紅河さん
河渡連合系、藤咲組の幹部、"藤御前"。アサクサにバー"アプリコット"を構える彼女には、多数の仲間がいる。音羽南海子暗殺事件に揺れる河渡連合。その裏で河渡白夜の依頼で、カーライルのカーポ、クロコダイルによる河渡連合への襲撃を止めるために奔走する。実質的なPC1でした。
 
殺し屋:"リュコス"ルイス・ガンビオーネ カブトワリ◎、チャクラ、カブト●
PL:緋
元マーダー・インクのフリーランス。"藤御前"とともに、クロコダイルによる河渡連合襲撃事件の調査を行うが、河渡白夜に依頼された真の目的は、河渡連合内の裏切り者を粛清することであった。
  
イヌ:"ジャスティス・パピー"アスマ イヌ◎●、フェイト、カゲ
PL:玄澤くん
正義の味方になることを目的とするひよっこ。"正義の味方"カール・シュッツに命を助けられた少年は、自分の中の正義を求める心に従い、ブラックハウンドに入隊したのだ。トーキョーK◎PENのキャスト。本アクトでは黒岩三郎の暗殺事件の調査を行う。

■感想

魅力的な河渡連合の公式ゲストを扱いつつ、長く続いた音羽南海子と弁天の物語に決着をつける話でした。河渡連合、カーライルの対立は、ストリートものとしては鉄板のネタでもあり、すごく面白かった。

RLのライドくんの特によかった点は、"何故、そのキャストをその枠に選んだのか"をプレアクトで表明するところと、"難しいテーマにあえて挑戦する勇気"。大変面白うございました。

 

ナイトクラッシュ!

からいさんRLでトーキョーN◎VA-D「ナイトクラッシュ!」を遊んできたよ。ストリート最強のウォーカー"ジャガーノート"を人間が打倒する話でした。

 
■トレーラー
トーキョーN◎VAのストリートに突如現れた謎のウォーカー。
現れるのは決まって週末の夜、闇に乗じて跳梁跋扈を繰り返す。
 
スラムの住人たちは次々と“平らげ”られた。
マフィアにヤクザ、巨大ヒルコに兵器で武装したゾクたちまで。
破壊の限りを尽くした“奴”は、彼らに恐怖を植えつけた。
 
誰が呼んだかその名も“ジャガーノート
 
今夜無敵のウォーカーに挑むのは、たった4人のプロフェッショナルたち。
秘めたる思いを忍ばせて、宵闇の戦場(フロントライン)にいま臨む。
 
唸れ、鋼の拳。鋼鉄のキバを打ち砕け。
 
トーキョーN◎VA the Detonation
『NightCrrrrrrush! ――ナイトクラッシュ!――』
 
かくて運命の扉は開かれた。 
 
■プレイヤー

RL:からいさん

繊細なシナリオを書くマン。今回もイベントを可視化したり、オープニングの一部分の機能をダブルハンドアウトに持たせるなどの細かな工夫が素晴らしかった。

 

チャクラ:沖 切子  カタナ◎、チャクラ●、レッガー

 PL:しのさん

ストリートの殺し屋。16才、セーラー服、日本刀というどこのBloodな生命体。ストリート最強のウォーカーに囚われたパイロットを助けるために、ウォーカーをぶった、ぎった・・・。
 
ニューロ:“ナインブレイカー”九蓮内 マサムネ ニューロ=ニューロ=ニューロ◎●
 PL:緋
ハッカーチーム"Syberia"所属の当代最高のニューロ。かつて借りを作った天才ニューロに借りを返すために奮闘する。「お前の597秒は俺のものだ!」
  
トーキー:"メジャー7"宮繁 武子 トーキー◎、タタラ、カブト●
PL:こぺんさん
N◎VAスポの記者。ペンは剣よりも強し。事態のクロマクを追い詰めるも、クロマクは彼女の眼の前で暗殺者の凶弾に倒れ、法による裁きは下せなかった。PLはひどく悔しがっていた。
  
カタナ:"ジェヴォーダンの獣"狼谷 知愛(かみや ちあ) カゼ◎●、カタナ、アラシ
二輪を操る殺し屋。怜悧なヘルメットの中に優しさを持つ。MR.ジョンソン(公式のゲストじゃないオリジナルゲスト)の依頼で、ウォーカー"ジャガーノート"の破壊を狙う。PLは粥さん。

■感想

企業の暗闘の中で、人情がきらりと光る話。ダブルハンドアウトにOPの一部機能(個別に依頼をする部分)を持たせて、オープニングを簡略化する仕組みとか、随所に工夫もあり、すごく楽しかったよ!

 

 

確執

 

僕GMで天羅キャンペーン第一話「確執」を遊んできたよ。天羅キャンペーンは過去の天羅の名作シナリオとオリジナルシナリオを緩いキャンペーン形式で遊ぼうというものです。今回は第一回目として、天羅・零基本ルールブック付属の名作シナリオ「確執」を遊びました。

 

■トレーラー

時は戦国、嵐の時代。 

時岡の国、傭兵育成機関の顔を持つ馬込の村。 

病に伏せる頭領の当麻源三郎と、その子供である誠二郎と繭が治める小さな村。 

村は、後ろ盾となる時岡氏と、隣国、長塚の国の間で揺れていた。 

 

後ろ盾は、時岡領主、時岡氏からの繭への婚姻の申し出のみ。 

馬込の村に、隣国、長塚の国の領主蓮城の軍が迫る。 

 

天羅万象『確執』 

 

戦いの向こうにある平安。 

信じる理想のために、男は戦を巻き起こす。 

 

 

 ■プレイヤー

GM:緋

天羅スキー。初回のGMを担当しました。

 

サムライ:山吹鬼(やまぶき)

女サムライ。かつて長塚の国の領主、蓮城に負けた。雪辱を晴らすべく蓮城を付け狙う。右翼曲折の末に蓮城と一騎打ちに持ち込むが、蓮城が狙撃されたことで不本意な勝利を強いられた。あと業が240超えてた。PLは粥さん。

 

 ヨロイ乗り:甲(こう)

生体ヨロイ乗り。馬込の村の棟梁の娘、繭を護るため、生体ヨロイの蝗牙(こうが)を駆る少年。幼いころ、繭を幸せにすることを約束した。エンディングで大人になった後、同じセリフを繰り返したのが綺麗だった。PLは妖くん。

 

戦闘用傀儡:桔梗姫(ききょうひめ)

炎の陰陽術を使う戦闘用傀儡。超火力だった。どのような状況にあれど、当麻家(誠二郎、繭)への忠誠を尽くした。忠誠の根源は、当麻を繁栄させたいという人間的な欲望であったとしても。PLはジニアさん。

 

シノビ:十兵衛

荒くれものの溝路木と組んで裏仕事をするシノビ。裏の顔は神宮家の隠使だったが、神宮家にはつねづね疑問を感じていた。神宮家を裏切り当麻側についたが、最期は神宮家のシノビに暗殺された。PLはエス太さん。

 

■感想

馬込の村の滅亡から、長塚の国の領主、蓮城の暗殺をめぐる攻防など、キャンペーンシナリオを煮詰めたような 1 セッションでした。クライマックスはトリプルクライマックス(3分割したPTでの戦闘)になるなど、ゲーム的にも展開的にも面白く。大満足のセッションでした。

なお、天羅・零で同じシナリオを遊んだ時は12時間かかったけれど、天羅WARで回した今回は5時間程度でした。早い!

 

闇覆いし学園 - 闇の繭 -

葵さんGMのアルシャードセイヴァー、ジュブナイル・伝奇・アクション・キャンペーン第二話です。

 

■トレーラー

初夏。新年度開始からしばらくして、学園中に変わった占い"佐藤さん"が流行り始めた。的中率は抜群で、恋占いとして使った生徒たちの間で、続々とカップルも生まれているらしい。
だがそんな中、同時に学園には奈落の兆候が蔓延し始めていた。やがて相次いで発生しはじめる危険な怪異は、学園を、世界を、破滅へと導くこととなる。

そのとき剣を受け継ぎし少年は、どのような選択をするのだろうか。

アルシャード・セイヴァー 『闇覆いし学園』キャンペーン第2話
『闇の繭』
蒼き星に、また奇跡が生まれる

■プレイヤー
GM:葵さん
厳しい戦闘バランスの中でFS判定を求める鬼GM。面白かった!

主人公:語部 無忌(かたりべ むいみ) アタッカー/ソードマスター/アサシン
生の実感を持たない少年。剣使い。死を避けるために、命を共有する斎乃 咲耶(いつくの さくや)を守ることを決意した。週刊少年ジャンプの主人公みたいに。

本シナリオでは、咲耶の親友である日下部 美夏(くさかべ みか)に咲耶との関係を疑われた。PLは緋。

七瀬市管理者:"黒百合姫"天之宮 千百合(あまのみや ちゆり) ワード/エージェント/ダークワン
仰星学園の黒百合と呼ばれ、地域のクエスターを管理する少女。ダブルクロスであればUGN支部長の役割。公正、公平であることを是とするが、語部には枠を超えた関心を示す。報われないのに。
本シナリオでは、学校に充満する奈落を追いかける中心人物となった。PLはジニアさん。

 

未来視(玄狐):黒木 檀(くろき まゆみ) エンチャンター/フォックステイル/レジェンド
仰星学園の裏手にある小さな社のひよっこお稲荷。未来視。超ビビりで人見知りな性格をしているが、覚悟を決めるときは信じられない力を見せる。未来を変えることが不安なのに。

本シナリオでは、"佐藤さん"の流行とともに広がる不穏な空気に真っ先に気づき、咲耶が殺される未来を回避するために、皆に協力を仰いだ。PLは粥さん。


未来人:三上 真琴(みかみ まこと) アタッカー/リターナー2
ク ロノス・イノベーターの暗躍を阻止し、歴史の改編を避けるために未来から派遣されてきた少女。千百合とは対決しながらも仲がいい。
本シナリオでは、時空管理局の命令でクロノス・イノベーターの歴史改編に対抗するも、守るべき歴史が正しいのか、疑問を持つことになった。記憶を失った自分を信じきれないから。プレイヤーはライドさん。

■ストーリーライン(ざっくり版)
初夏は恋の季節。学生たちの間で、"佐藤さん"という占いが流行していた。"佐藤さん"は学校で死んだ"佐藤さん"の霊にお伺いを立てることで、恋を成就するおまじないのようなものだ。

しかし、"佐藤さん"の流行とともに学校に広がった奈落は、何故か咲耶を集中的に付け狙う。"佐藤さん"は奈落の神"サトゥルヌス"を召喚するとともに、咲耶に呪いをかけるまじないでもあったのだ。

"佐藤さん"を流行らせたのは、咲耶の親友の美夏であった。彼女は学園の皆に愛される咲耶を妬み、嫉妬心からスペクターになったのだ。"佐藤さん"により集められた奈落によって顕現した闇の繭は、サトゥルヌスを顕現させる手前まで成長したが、クエスターたちによって打ち払われた。最後は、無忌の神剣による一撃が堕ちた美夏を解放したのだった。

 

■感想

今回もジュブナイルな空気の中に恋と友情のお話でした。ただ、前回は語部の親友の話でしたが、今回は咲耶の親友の話。ようやく仲間になれてきた彼らの次回の冒険も楽しみにしてます。