トーキョーNOVA を Skype オンセで遊ぶ準備(2014年6月3日改訂)
最近はSkypeを使ってオンラインセッション(通称、オンセ)を遊ぶ機会が増えました。今回ははじめてオンセを遊ぶ方に向けて、Skypeオンセで遊ぶ前に何を準備しておくといいのかをまとめました。
トーキョーNOVAにフォーカスした記事です。他のゲームの場合はトランプやタロットの記述を抜いて読んで下さい。(ある程度汎用的な内容です)
【2014年6月3日修正】
「トーキョーNOVA を Skype オンセで遊ぶためのポイント」という記事にNOVAのSkypeオンセをうまく回すための工夫点(ポイント)をまとめました。また、合わせて本記事の内容も全面的に改訂しました。ぜひこちらの記事もご覧ください。
1. Skypeオンセの前に購入するもの
(1) ヘッドセットの購入
マイク付きのヘッドセット(Skype対応)を購入しておく必要があります。PCにUSBポートが余っている場合は、USBヘッドセットをオススメします。以下は3000円程度で良さそうに思えるものです。予算があるなら、オーバーイヤー型のものを用意すると耳の疲れが軽減されます。
【国内正規品】 ゼンハイザーコミュニケーションズ 両耳式USBヘッドセット PC 8 USB 504197
- 出版社/メーカー: ゼンハイザーコミュニケーションズ
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(2) トランプの準備
NOVAのオンセでは、各プレイヤーの前にトランプを置いて手札を作ります。このトランプを事前準備する必要があります。オンセでは、用意したトランプは自分しか引かないので1デッキあれば十分です。
なお、私の環境では判定に使用したカードの内容は自己申告制です。
また、<※盾の乙女>といったカードを相手に渡して判定をする特技については、オンセでは相手に実際にカードを渡すことができないので、単に渡す「カードのスート、数字」の情報を伝えて、その情報を基に判定をしてもらうと良いと思います。
2.Skypeオンセの前にSkypeのインストール/初期設定/動作確認
(1) Skypeのインストール
Skypeのサイトに行き、Skypeをダウンロード・インストールしてください。OS環境はWindowsが一般的ですが、慣れていれば、Mac、iOS、Android でも大丈夫だと思います。
(2) Skypeユーザーの登録
Skypeのログイン画面が表示されます。「Skype名」、「Microsoftアカウント」をお持ちの方はここからログインできます。両方に心当たりがない方は、「アカウントを作成」からSkypeアカウントを作成することになります。ユーザーアカウントを忘れていなければ、操作に特に問題ないと思います。
(3)Skypeの動作確認(一人で実施できるので、事前にやっておくこと)
- PCに購入したヘッドセットを接続する。
- Skypeにログインし、[ツール - 設定]画面を開く。
- [オーディオ設定]を開き「マイク」と「スピーカー」に接続したヘッドセットの名前が出ていることを確認する。
- 声をだし、「マイク」が反応していることを確認する。ここで声が出ない場合は、ヘッドセットをPCが認識していない、ヘッドセットの配線でミュートにしてしまっているかなどの原因が考えられるため、チェックする。
-
Skypeのデフォルトの連絡先に「Echo / Sound Test Service」があるため、これに通話し、マイクテストを行う。自分の声が聞けたらチェック終了。Skypeの初期設定は完了となる。
3. オンセで同卓するメンバーのSkypeへの登録
- オンセで同席するメンバーにSkype IDを聞いておきましょう。
- Skypeの[連絡先リスト - 連絡先の追加 - Skypeディレクトリを検索]を選んで、相手のSkype IDを入力しましょう。相手が承認してくれれば連絡先に追加されます。
- (この動作は通常ホスト役の人がやるので、必要であれば行ってください)Skypeの連絡先の中から、オンセに参加するメンバーを選ぶと、そのメンバーとのチャット画面になります。ここで、+ボタンを押し、他の参加者を呼んでください。全員が集まって、ボイスチャットの準備ができたら「電話と通話」を選択してください。全員の機材と設定に問題なければ会話できるはずです。
4.当日までの準備
ここまででSkypeの準備は説明しましたが、RL側、PL側ごとに分けてオンセをうまくやるための準備をご説明します。
ここからは、具体例として、RSSのシナリオ「New World」を参考にします。
RSS7.New World(クリックするとシナリオに飛びます)
(1) RL側の準備
・開示する情報の事前準備
PLに共有する情報を事前にテキストファイルにまとめてください。これは、Skypeのチャットに貼りつけて使用します。これにより、素早く、確実に情報を伝達できます。
参考として、「New World」のオンセ用情報テキストを掲載します。
(ネタバレになるので、プレイ前の方は注意)
なお、記述しているのは下記の項目です。
より具体的な内容は、「トーキョーNOVA を Skype オンセで遊ぶためのポイント」にまとめましたので、そちらをご参照ください。
【事前準備する情報の例】
- アクトトレーラー
- ゲストの紹介文
- 各キャストのハンドアウト
- 各キャストの名前、スタイル、設定(性別、年齢、職業等)
- 初期情報項目の一覧
- 各情報項目で得られる情報詳細
- 戦闘時の配置管理表
- ゲストの神業管理表
- 戦闘時のCS管理表
・タロットカードの準備
タロットの準備はRLの仕事です。
また、タロットの準備に付随する「キー効果」について補足します。
本来であればキャストのキーとなるタロットはPLに配布しますが、オンセで実際にカードを配るのは面倒なので、「RL、PLが各1回キー効果を宣言できる」という内容に留め、キー効果のタロットを事前に抜き出しておく運用は省略しても良いでしょう。
・アクトシートの印刷
メモや経験点の記録のために、印刷しておきましょう。
(2) PL側の準備
・キャスト情報の共有
RL側がキャストのデータを把握し、設定等をまとめておくためにも、アンダーワークを行っている掲示板等で、キャストのデータや設定については事前に情報共有しておいた方がよいでしょう。
・レコードシートの印刷
メモや経験点の記録のために、印刷しておきましょう。
5.Skypeオンセのススメ
きちんと準備していれば、情報共有に文字を使えるためにオフセよりも情報の展開が速くなります。状況によっては、オフラインで集まって実施するよりも、短時間でセッションが終わるケースもあります。移動時間がなくなるので、1セッションにかかる総時間は減ることが多いでしょう。
テキストチャットベースのオンセが主流の時代とは、状況は大きく変わっています。北東アジア、大阪、東京、東北地方のPLでオンラインセッションを行っても、音声が伝わりにくいということはなく、プレイにストレスもありませんでした。文字情報の共有など、かえって便利になる部分もあります。
考えてみると、遠隔地の友人とも一緒に遊べるということは、引っ越しや、家から長時間離れられない場合などの様々な状況がおきても、いつも通り遊び続けることができるようになるということです。また、ネット上で新しいコミュニティに参加して(作って)遊ぶことだって出来るでしょう。
今後、確実にSkypeオンセはさらに普及していくと思います。本記事が参考となれば幸いです。
【2014年6月3日追記】
「トーキョーNOVA を Skype オンセで遊ぶためのポイント」という記事にNOVAのSkypeオンセをうまく回すための工夫点(ポイント)をまとめました。より、具体的にNOVAのSkypeオンセの記事を掘り下げています。ぜひこちらもご覧ください。