緋ニッキ

東京近郊のTRPGプレイヤー緋のブログ。トーキョーNOVA THE AXLERATIONのシナリオ、ダブルクロス等のダイスアプリ、Skypeオンセのノウハウ等を公開しています。

ネヴァーウィンター・キャンペーン 第14話「ネヴァーウィンター・ノーブル」

黒野さんDMのD&D 4th ネヴァーウィンター・キャンペーンの14話です。

キムリルの死に関する真実の一端を知った冒険者たち。前回に続いてネヴァーウィンター市でのシティ・アドベンチャーです。今回の冒険で、アシュタールがヘルム砦の住民たちにネヴァーウィンター・ノーブルとして認められることとなりました。

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パーティー

各キャラクターの詳細は割愛。

  • アシュタール/指揮役(アーデント) PL:夏瀬さん
    壮年の男性。テーマはネヴァーウィンター・ノーブル。
  • プラチナ/制御役(ブレードダンサー) PL:はたはたさん
    ピクシーの少女。テーマはハーパー・エージェント。
  • ベアトリス・ウィンターホワイト/防衛役(ソードメイジ) PL:緋
    エラドリンの女騎士。テーマはイリヤンブルーエンのフェイ。
  • ギルターク・ヴァーリン/撃破役(ローグ) PL:妖くん
    ドラウの傭兵団、テーマはブレガン・ドゥエイアゼ・スパイ。

ミドルフェイズ1:恐怖の岸辺

ネヴァーウィンター市の中央を流れるネヴァー川の岸辺に冒険者たちは来た。このネヴァー川の岸辺に化け物が現れ、周辺に住む者を襲うという。

港にいた自暴自棄な顔をした男が、化け物を倒しに来た冒険者たちに罵声を浴びせる。

「なんだ、今更来やがって。もう皆死んじまったよ」

それでも、この地を守る責任がある、とアシュタールが言う。

「日が陰ってきたな」

ギルタークの呟きとともに霧に包まれる岸辺。不自然に川の水が蠢き、川辺から巨大なクロコダイルと狂った水の精霊が現れる。

「奴らはどれだけ来ている?」

「たくさんだ!」

水の中に引きずり込もうとする精霊とクロコダイルの集中攻撃を受けてプラチナが死に掛けるも、冒険者たちは勝利した。

これで死んでいった者たちが戻ってくるわけではないが、それでも、自暴自棄な顔をしていた男は感謝をする。

「助けてくれたのか?あんた達の行為は忘れない」

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ミドル2:ヘルム砦の焼き討ち

ヘルム砦は暴徒と化した住民たちと兵士たちが門を前に向かい合う、一触即発の状態となっていた。

度重なる呪痕による事件、ネヴァーウィンター市の暴動などにより、ヘルム砦の呪痕持ちへの反感が頂点に達した周辺住民が、ヘルム砦に押しかけたのだ。ヘルム砦を管理するアリサーラ議長とダンフィールド隊長は、彼らを撃退するわけにもいかず、門を閉じて周辺住民をけん制していた。

冒険者たちがヘルム砦の門の前まで来たときに、門が内部から開いた。ヘルム砦内にいて呪痕持ちへの差別感情を持つドローランが城門を開け放ったのだ。

「よく来てくれた。呪痕持ちどもを皆殺しにしろ!」

だが、周辺住民たちは門を開けたドローランに殺到する。彼はたちまち住民たちに捕まえられると、絞首台へと連れて行かれた。周辺住民たちにとって、災禍の根源たるものは呪痕持ちなどではなく、彼らを匿うヘルム砦そのものとなっていたのだ。

そして、今にも吊るされようとしているドローランの前にアシュタールが現れる。

周辺住民たちの感情がアシュタールへと迫る。ここで技能チャレンジとなった。住民たちの暴走を止めるためには、3回失敗するまでに8回の技能判定に成功する必要がある。冒険者たちは1回の失敗で技能チャレンジを終えた。

周辺住民の一人がアシュタールに叫ぶ。

「今更止めろってのか。お前は何者だ。ネヴァーウィンター・ノーブルの権利を主張する奴はもう十分だ。領主の血筋だってのも怪しいもんだ」

アシュタールは言う。

「古き良きネヴァーウィンターの歴史を思い出せ。扇動者によってもたらされた争いによる犠牲者はいつもこの街に住む住民たちだ」

ネヴァーウィンター・ノーブルの威厳により、住民たちは沈静化する。ヘルム砦の警備兵が争いの扇動者たちを捕らえる。そして、アシュタールがダンフィールド隊長に告げる。

「正しい裁判を願いたい」

アリサーラ議長はアシュタールに頭を垂れる。

「貴方はこの地に英明の光をもたらした。我々は貴方を正当なネヴァーウィンター・ノーブルとして認める」

ミドル3:野伏せりの帰還

ネヴァーウィンター市の城壁の外。ヒルジャイアントたちの棲家となった谷において、ヒルジャイアントに捕まってグルグル巻きにされた野伏せり(レンジャー)がいた。ヒルジャイアントが彼をどう分配して食べようか相談しているところに冒険者たちが駆けつけた。

ヒルジャイアント5体との戦闘となったが伝説級となった冒険者たちはこれを打倒し、野伏せり救出した。彼は大裂溝の底に下りる道を見つけた帰りにヒルジャイアントに捕まったと言う。大裂溝の底にいて呪力を操る何者かを倒せば、この街の混乱を止めることができるかもしれない。

冒険者たちは大裂溝の底に至る道へと踏み込んだ。

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クライマックス~エンディング:飢えた星の顎

大裂溝へと降りる道は暗闇に包まれていた。光を吸い込む虚無そのものと言える闇。その奥に顕現するのは飢えた星アカマルのスポーン。暗闇に潜むフックボラー(カメと鳥を掛け合わせたような外見の獣)、そして呪文荒廃によって狂ったマインドフレイアたち。

重力を自在に操り継続的ダメージを与えるアカマルのスポーンとギルタークが単騎が単騎で戦い、残りすべての敵をベアトリスが抑えながら、アシュタールとプラチナが敵を撃破していく。ベアトリスのHPが一時0を割る状態となったが、冒険者たちは冒険者たちは立ちふさがる彼らを倒した。

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そして、冒険者たちはネヴァーウィンターの地底世界へと踏み込んでいく。

次回へ続く!