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緋ニッキ

東京近郊のTRPGプレイヤー緋のブログ。トーキョーNOVA THE AXLERATIONのシナリオ、ダブルクロス等のダイスアプリ、Skypeオンセのノウハウ等を公開しています。

ネヴァーウィンター・キャンペーン 第五話「烙印」

D&D プレイレポート

黒野さんDMでD&D 4th ネヴァーウィンター・キャンペーン・セッティングを基にキャンペーンを遊んでいます。

毎回楽しいこのキャンペーン、第五話はネヴァーウィンターの諸勢力のうちアシュマダイ(アスモデウスに服従を誓った悪魔崇拝者たちの秘密結社)を扱いました。

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1. パーティー

各キャラクターの詳細は、ネヴァーウィンター・キャンペーン 第一話「廃都の陥穽」を参照のこと。今回はいつもの冒険者たちに加えて、吉井さんが参加しています。

  • アシュタール/指揮役(アーデント) PL:夏瀬さん
    壮年の男性。テーマはネヴァーウィンター・ノーブル。
  • プラチナ/制御役(ブレードダンサー) PL:はたはたさん
    ピクシーの少女。テーマはハーパー・エージェント。
  • ベアトリス・ウィンターホワイト/防衛役(ソードメイジ) PL:緋
    エラドリンの女騎士。テーマはイリヤンブルーエンのフェイ。
  • “見濁(けんじょく)の”リンボリー/撃破役(エレメンタラー) PL:吉井さん
    呪痕持ちの傭兵。魔術師。テーマはスペルスカード・ハービンジャー。

リンボリーは「汚れた老いぼれドワーフ亭」に集う傭兵の男性魔術師。腕利きのエレメンタラーで、パーティーのトラブルを目敏く見つけて、うまく雇われて一緒に冒険をすることになった。

2. オープニング:リンボリー

汚れた老いぼれドワーフ亭は、ヘルム砦で古くから営業を続けている宿兼酒場である。

“見濁の”リンボリーはこの宿屋に屯するヒューマンの傭兵である。クラスはエレメンタラー。呪痕持ちであるリンボリーにとって、ここは安全ではあるが居心地の良い場所だった。とはいえ、油断しきっていい場所ではない。

ドワーフの女暗殺者ファヴリアが持ち込んだ仕事は報酬はいいが、厄介な代物だった。仕事を請けたが最後、彼女の頬に残る鞭の傷痕のような、辛い思いをするに違いない。

仕事を断られたファヴリアは、酒場にいたフードの男と何か会話をしている。その男は、この薄汚れた酒場には似つかわしくない高貴な種族、エラドリンだった。

3. オープニング:ベアトリス

仲間達と落ち合うため、汚れた老いぼれドワーフ亭に入ったベアトリスは、同郷の男を見逃さなかった。

ニュー・シャランダー(ネヴァーウィンターのエラドリンの本拠地)の木の葉の寺院にの女司祭エムレム・ファイヤースカイの補佐役である、アデミオス・スリードーンの腹心、クアリオンだ。エムレム・ファイヤースカイは、ニュー・シャランダーを汚したとしてネヴァーウィンターの他種族への復讐を叫ぶ、暴力的な思想を流布している。彼女の思想がニュー・シャランダーを覆いつくした時、この地は怒れる旧支配者によって蹂躙されることになる。

ベアトリスの姉である、ニュー・シャランダーの指導者メリサラ・ウィンターホワイトにとっては、エムレムは最大の政敵だ。ベアトリスはクアリオンを追跡することにした。

4. オープニング:プラチナ、アシュタール

汚れた老いぼれドワーフ亭に入ったベアトリスは、フードの男を見ると顔色を変え、彼の追跡をはじめた。

プラチナとアシュタールがベアトリスを追いかけ見つけたときには、ベアトリスは悪魔的な集団に取り囲まれていた。アシュマダイの印形を見せびらかす尋常ではない目つきの男たちだ。ベアトリスがいかに強力なソードメイジであっても、多人数相手に勝機は少ない。仲間の危機に馳せ参じるのも、仲間の務めだ。

5. 遭遇:アシュマダイの信徒

冒険者達がアシュマダイの信徒どもに取り囲まれている。高台に砲撃役が配置され、冒険者達に勝ち目はない。ただし、リンボリーが手を貸さなければ。

リンボリーはこの状況での己の価値を確信ながら、顔なじみの冒険者達に言った。

「手がいるかい?」

「リンボリー。貴様、どちらに付く気だ?敵になるなら、地獄を見ることになるぞ」

「金になる方でさぁ」

冒険者達は預金残高を頭に浮かべながら、答えた。

「喜べ。貴様を高く買ってやる」

リンボリーは同行していたドワーフのクレリック、バエルン・ゴールドミラーに目配せをすると、鉄球を取り出した。鉄球は巨大なオートマトン(リンボリーのペット)となる。

「後悔はさせませんよ」

数ラウンド後、冒険者達はアシュマダイの信徒に勝利した。

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5. 遭遇:黒い肌の呪い師

アシュマダイの信徒は襲撃の背景を語らずに死んだ。しかし、冒険者達は、反政府組織「アラゴンダーの息子たち」の幹部、アーロン・ブレードシェイパーから、港町の地下にアシュマダイの根城があることを聞き、港町地下のアジトに踏み込んだ。

暗いアジトの中には、炎の塊、ファイヤーバットが背徳的に乱舞している。その暗闇の中にいた黒い肌の呪い師は、ナイフを取り出して冒険者達に言った。

「太陽になりたいと考えた蝙蝠の話を教えてやろう。彼らは太陽になるために油に飛び込み、自らに火をかけた。その子孫達がこのファイヤーバットじゃ」

呪い師のペットのキャクルフィーンドハイエナが獰猛な唸り声をあげる。

呪い師は精鋭の7レベルの遊撃役で、1ターンに最大4回の攻撃をする強大な敵だ。キャクルフィーンドハイエナと蝙蝠たちも強力な攻撃を仕掛けてくる。

アシュタールとドワーフのクレリック(ヘンチマン)バエルンが倒されたものの、リンボリーの構築した水の壁により、蝙蝠を分断することに成功した冒険者達は、辛くも勝利した。

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6. 遭遇:クアリオン

アジトの最奥には、二人のアシュマダイの信徒とクアリオンがいた。彼らは冒険者達の侵入に対応するため、悪魔召喚のための魔方陣が敷いていた。空間を切り裂き、焼け爛れた悪魔(シアドデビル)、刺々しい悪魔(スパインドデビル)、凍結地獄から来た悪魔(フィンブラルデビル)が召喚される。

プラチナが空中で、アシュタールとリンボリーが地上でデビルを迎え撃つ。

イージス・オヴ・アソールト(瞬間移動して基礎攻撃をするソードメイジの能力)でクアリオンのいる高台へと跳躍したベアトリスがクアリオンに問う。

「何故、アシュマダイと共にいる?ネヴァーウィンターで何をする気だ?」

「人間どもと共にいたせいでおかしくなったなベアトリス。ニュー・シャランダーにいた頃のお前はどこに消えた。人間どもに感化されたか?」

「私は変わってなどいない。アシュマダイと組みこの地に戦乱を齎すつもりか、狂信者どもめ。そうはさせない。お前を討ち、エムレムとアデミオスに真意を問いただす」

「先に仕掛けたのは人間どもだ。我らはただ復讐を望むだけだ」

「黙れ」

冒険者たちの機能がかみ合い、クアリオンたちに勝利をした。

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7. エンディング:ニュー・シャランダーへ

クアリオンはアデミオス・スリードーンへの忠誠の言葉を言い残して果てた。彼の背後いるのはアデミオス・スリードーンだ。アデミオスはニュー・シャランダーの木の葉の寺院にいる過激派たちを扇動し、エラドリンをネヴァーウィンターとの戦争へと導くだろう。

ベアトリスは仲間達にネヴァーウィンターとニュー・シャランダーの戦乱を止めるため、ニュー・シャランダーへと向かうことを頼んだ。

リンボリーはエラドリンの財宝目当てに、プラチナは恩師であるキムリルの死に絡む一連の陰謀劇の秘密を探るために、アシュタールはネヴァーウィンターの平和のためにニュー・シャランダーへの同行を決めた。

8. エンディング:次回予告

イリヤンブルーエンのフェイたちの本拠地、フェイ・ワイルドの森の中に立つ巨大なオークの樹上に、ニュー・シャランダーの指導者メリサラ・ウィンターホワイトはいた。彼女の傍にいるアデミオス・スリードーンが告げる。

「メリサラ様、会合のお時間です」

アデミオスは会合場所へと向かうメリサラの後頭部に視線を向ける。その視線に秘めた悪辣な感情に気付く者は、この場にはいなかった。

次回へ続く!