緋ニッキ

東京近郊のTRPGプレイヤー緋のブログ。トーキョーNOVA THE AXLERATIONのシナリオ、ダブルクロス等のダイスアプリ、Skypeオンセのノウハウ等を公開しています。

[N◎VA-D] クライオニクス

※本日記の内容は「イマワノキワ」のコピペを多く含んでいる。http://d.hatena.ne.jp/Lastbreath/20121213

 

 

かなやんさんの名作「クライオニクス」の改変版を遊んだよ。

■ストーリー概要

人体冷凍保存(クライオニクス)をめぐる奇妙な話。

とある老人の死、軌道の資産家一族の歪んでしまった理念、そして科学は生と死を超越しうるのか。
■プレイヤー

RL:緋

私。かなやんさんに「クライオニクス」を回してもらってから惚れ込んで、シナリオを改変して遊んでいる。このセッションでのテーマはNPCの動機面と、救いがあること。

 

フェイト枠: "アルファルド" カゲ◎、フェイト●、ハイランダー

 孤児として生まれ、暗殺者としての教育を受け、それを発揮する直前でスタイルを失った少年。己の望みを探した結果、ハンドルである「孤独な星」の宿命を払うべく、生みの親を探すために探偵となった。近接戦闘の技術も、探偵としての調査能力も高いが、希望を失わない心が何よりの武器。

PL:こぺん

ロールプレイや外見イメージは戯言シリーズの零崎人識に近い。重いセッションにも関わらずPC1枠をきっちりとこなしていた。実は対応するNPCの抱える闇が複数あるなか、穏健なエンディングを掴み取ったのはアルファルドのデジャヴの効果と言えなくもない。あと、すべての NPC の生き方に影響を与えたのは PC1 の責務にして特権だね。

 

カブト枠:"ハンズ・オブ・グローリー"レグルス ヒルコ◎●、カブト、カタナ

千早の実験体から転じて、ヒルコ街を根城にする闘争屋。世界を群れとして認識し、己の守るべき群を護り、害をなす障害は排除するシンプルな生き方を好む。素粒子障壁"ハンズ・オブ・グローリー"を生成する異能を有する。

PL:コバヤシ

ロールプレイや外見イメージは村枝賢一の RED とか楯雁人とかかな。コバヤシくんは重めの展開でセッションが停滞することを打破する要因として、口火役として、大活躍でした。NPCに生き残る意思がなく、神業も足りていなかった状況で、ロールプレイで状況を打開していけたのはコバヤシくんの貢献した大きなポイントだと思う。

 

クグツ枠:"ピンクスパイダー"アラクネ クグツ◎●、カゼ、カブトワリ

優秀な工作員であったが、ミッション中に死線を越え、魂をディジタライズドし、義体にインストールされる道具的存在として生を繋ぐ。電脳聖母事件により、唯一性とクオリアを再獲得したエージェント生き直し生命体。外見18歳だけどAIとしては8歳くらい?ピンク色のエクリプスと鍛え上げた狙撃の腕を頼りに、ふざけた態度の裏で怜悧な企業利益を追求してくるプロフェッショナル。

PL:からい

外見とロールプレイはタチコマを使う真希波・マリイラストリアスと考えるとわかりやすい。ピンク!狂言回しと進行役を進めるんだけど、話の途中ででてくるモンテマール・インシュランス社のクグツであるロレッタ村上との会話は面白かったなあ。たいへん技量があるプレイヤーなので、緩くほかのPLに雰囲気や意見を言うことで進行に寄与していた感じ。

 

イヌ枠:"鋼の猟犬"クライヴ・ヒルドストン イヌ◎●、フェイト、ミストレス

SSSから稲垣機関、そしてBHと様々な機関を渡り歩いた鋼鉄の猟犬。優秀な頭脳と洞察力、高い遵法精神と実行能力を持つ。いちいち建前を通してから動く律儀で堅物な側面があり、損な生き方を変えられない無骨者。

PL:夏瀬 冬

我らが夏瀬さん。オープニングからぶっ飛んでいて、エドガーライト監督がエヴァンゲリオン旧劇を見て切れた直後に撮影したホットファズのようなキャラクターでした。セッションは大笑いに包まれ、僕は頭を休めることができた。あ、決めるところはきっちり決める無骨モノでした。判定一発でシーンへの存在感を示すところとかさすが。

■感想

とにかく、盛り上がった。このアクトには「人はいつか死すらも超越できるという願望」、「軌道の名家の家督相続」、「人工授精」、「死に至る病」、「名家の愛憎劇」などといった情報要素が散りばめられていて、そのうちいくつかは「妄念」「恐怖」「憎悪」といったものでねじ曲がっていたりする。アクトを進める上では知らなくていいことも心情的には重要であることもあって。

 

今回はプレイヤー側の持てるリソースを有効活用して、納得のいくエンディングに至った側面もある。けれど、もうちょっと深い話に発展させるのも面白い気がして。

毎回セッションは、すごく楽しいな!と実感できました。